2008年度に京都大学で開催された総会において、「研究大会運営検討委員会」からの通知としてお話しをし、その後に学会ウェブサイト上でもお知らせしていますように、近年の日本文化人類学会の研究大会では、分科会を含む発表希望会員数が増加する一方で、研究大会開催担当機関(大学など)が用意できる会場の収容力に限界がみられるようになっております。今後も本学会の研究大会を滞りなく開催するためには、研究大会運営上の「長期的課題」として、研究発表者数の制限を含む何らかの方策を検討しなければなりません。
そこで本委員会では、2009年度の総会に向け、研究大会運営上の「長期的課題」を解決するために何らかの方策を提案する予定でおりますが、その前に広く会員の皆様のご意見を伺う場を設け、それを参考にして提案を策定していくこととしました。
以下のIIの部分に問題解決のためのいくつかの選択肢を列挙いたします。これは委員会で検討した選択肢です。これら以外にも妙案があるかもしれず、それぞれ「その他」という項目を設けました。さらに、これらの選択肢のいくつかの組み合わせという案もあるかもしれません。
そして、IIIの部分には、それぞれの選択肢の検討課題や問題点などを記しました。これも委員会内での議論において出されたものであり、それ以外の検討課題や問題点もあることと思います。
これらIIおよびIIIについて、IVの要領にしたがってご意見をお寄せください。どの選択肢がもっとも適切かという投票ではございませんので、自由記述にて意見を表明いただければと存じます。また、他の会員の意見を参考にできるよう、寄せられたご意見については原則として順次学会ウェブサイト上に公開していくことをご了解ください。
研究大会運営上の「長期的課題」についての上記提案の策定は、今後の日本文化人類学会の行方を左右する重要事項と考えられます。したがいまして、できる限り多くの会員の皆様からご意見をいただき、それらを勘案した上で、日本における文化人類学の学問的レベルの向上を前提に、研究大会運営の面でももっとも妥当かつ現実的な案を策定し、2009年度の総会に提出したいと思っております。会員のみなさまの率直なお考えをお寄せいただければ幸いです。
ご意見をお寄せいただくには、電子メール、ファクス、郵送による三つの方法があります。いずれの方法による場合も2008年12月10日(水)までに発信されたもの(郵送による場合は消印有効とします)までを受け付け、研究大会運営検討委員会による議論の参考とさせていただきます。
電子メールによる場合はp!専用のメールアドレスであるpcp_meeting@jasca.orgにお送りください。電子メールをお使いでない方は、事務局宛のファクス、郵送によりご意見を寄せられますが、ウェブサイト上での意見公開の便宜などから、できるかぎり電子メールをご使用くださいますようお願い申し上げます。送付先の一覧については、このお知らせの末尾をご覧ください。
寄せられたご意見は、原則として学会ウェブサイト上に実名で公開されます。ウェブサイト上での非公開もしくは匿名による公開の要請については、お寄せいただくご意見の冒頭で必ずご指定ください。非公開とされた意見については、研究大会運営検討委員および理事のみが閲覧することができるものとします。なお、非会員からの意見、まったくの匿名で送られた意見については取り扱いの対象といたしません。
可能な限り、ウェブサイト上で会員意見の閲覧をお願いいたしたく存じますが、ハードコピーでの閲覧をご希望の場合には、学会事務局までお問い合わせください。