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- 近畿地区研究懇談会 2024年度修論博論発表会
日時: 2025年2月16日(日) 10:00-18:00(9:30開場予定)
会場: 国立民族学博物館 本館2階 本館2階 第4セミナー室ほか
プログラム:
- 【第4セミナー室】
- 10:00-10:15 開会式
- 10:20-10:50 イ・ジウォン(京都大学文学研究科、修士)
「事業体介在型シェア住居の社会学的考察――東京都のシェア住居を事例に」
- 10:55-11:25 林 寛人(京都大学大学院人間・環境学研究科、修士)
「病院と患者のはざまで――リハビリテーションに参与するセラピストを事例に」
- 11:30-12:00 何 姍姍(明治大学大学院政治経済学研究科、修士)
「映画から見る中国における「猫の妖怪」の文化的位置づけについて――映画『空海 KUKAI 美しき王妃の謎』を例として」
- 13:00-13:30 大橋 一輝(立命館大学大学院先端総合学術研究科、修士)
「知的障害者をとりまく余暇の社会学的考察――支援者の視点を中心に」
- 13:35-14:05 袴田 竜我(京都大学大学院人間・環境学研究科、修士)
「運により循環する賭け――キューバ共和国S州V市の闘鶏を事例に」
- 14:10-14:40 氷見 房子(金沢大学大学院人間社会環境研究科、修士)
「表現者になることのオートエスノグラフィー――「即興」の習得過程における自己変容の考察から」
- 15:00-15:40 Mohd Faizul Ilham
Ibrahim(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、博士)
"Who are the Brunei Dusun: Indigenous Identification and Ethnic Group Formation"
- 15:45-16:25 WRENN Oscar Samuel(神戸大学大学院人文学研究科、博士)
"Rhythm and disruption: A phenomenological examination of agricultural working mobilities and rural landscape (re)generation in an upland Japanese village"
- 16:30-17:10 田村 優(新潟大学大学院現代社会文化研究科、博士)
「モザンビーク母系社会における夫婦愛の変容――婚姻関係の成立、揺らぎ、破綻に着目して」
- 17:15-17:55 ふくだ ぺろ(立命館大学大学院先端総合学術研究科、博士)
「平等主義的暴力の存在論――ビルンガ・トゥワのマルチモーダル人類学」
- 17:55-18:00 閉会式
- 【第5セミナー室】
- 10:20-10:50 前田 宙(神戸大学大学院国際文化学研究科、修士)
「集合的記憶になり得ない「無意思的記憶」――ハワイにおけるニッケイを事例に」
- 10:55-11:25 眞明 夏三(神戸大学大学院国際文化学研究科、修士)
「賭けの結果を読む――ガーナにおける数字くじをめぐる人々の実践を事例に」
- 11:30-12:00 河野奈津美(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、修士)
「現代マレーシアにおけるタカーフル(イスラーム型保険)の生成と展開」
- 13:00-13:30 金 成洙(京都大学大学院人間・環境学研究科、修士)
「自律と包摂の狭間で――大阪・釜ヶ崎における「アナキズム的空間」に関する人類学的研究」
- 13:35-14:05 森下 航平(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、修士)
「ブータン農村における教育普及と学校統廃合に関する研究」
- 14:10-14:40 渡邉 麻友(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、修士)
「ナミビア福音ルーテル教会における女性牧師をめぐる語り」
- 15:00-15:40 新海 拓郎(総合研究大学院大学文化科学研究科、博士)
「奈良県大和郡山の金魚養殖をめぐる民俗誌――養殖池・生産技術・販売と流通」
- 15:45-16:25 神崎 隼人(大阪大学大学院人間科学研究科、博士)
「ポスト新自由主義期ペルー領アマゾニアにおける政治存在論のエスノグラフィ」
- 16:30-17:10 木村 彩音(神戸大学大学院国際文化学研究科、博士)
「先住民社会における外来者祖先の記憶をめぐる民族誌――オーストラリア、木曜島のトレス海峡諸島民の事例から」
- 17:15-17:55 土取 俊輝(神戸大学大学院国際文化学研究科、博士)
「空き家を維持/処分する人々についての人類学的研究――新潟県佐渡市外海府地方を事例として」
- 【第7セミナー室】※第7セミナー室は16:05で終了予定
- 10:20-10:50 田辺 清鼓(京都大学大学院人間・環境学研究科、修士)
「トルコ社会における性規範と⽇常実践の⺠族誌」
- 10:55-11:25 佐伯 灯(京都大学大学院人間・環境学研究科、修士)
「「なぜ技が身につかないのか」――京都大学少林寺拳法部からみるハビトゥスと身体に関する人類学的考察」
- 11:30-12:00 杉本 伊万里(大阪大学大学院人間科学研究科、修士)
「日本における新型コロナワクチン忌避に関する人類学的研究」
- 13:00-13:30 荘司 弘祐(神戸大学大学院国際文化学研究科、修士)
「副業/複業活用企業の経営人類学ことはじめ――日本における宇宙ベンチャーの社誌開発に向けて」
- 13:35-14:05 小林 夕莉(京都大学大学院文学研究科、修士)
「バングラデシュ農村における伝統的治療師」
- 14:10-14:40 田中 耕介(京都大学大学院人間・環境学研究科、修士)
「新人マジシャンの正統的周辺参加と観客との相互行為——マジックバーにおける「ウケ」」
- 15:00-15:30 岩田 薫(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、修士)
「インドネシア・中央カリマンタン州泥炭地域における土地利用分布の地域的要因――民族と人口動態の視点から」
- 15:35-16:05 柴 麗根(神戸大学大学院国際文化学研究科、修士)
「中央アジア国境地域における宗教の越境性に関する考察」
- 近畿地区研究懇談会 修士論文・博士論文発表会
日時: 2024年2月18日(日)13:00(12:30開場)
会場: 京都大学吉田南キャンパス 総合人間学部棟1102・1B05 講義室
- 【第1会場(1102講義室)】
- 開会挨拶 13:00~13:10 岩谷彩子(文化人類学会近畿地区研究懇談会代表、京都大学大学院人間・環境学研究科)
- ヴァルネラビリティの民族誌
- 13:10~13:40 東城由佳理(京都大学大学院農学研究科・修士論文)「原発事故被災地域への若者の帰還と地域・復興への貢献意識」
- 13:40~14:10 山崎嘉那子(京都大学大学院人間・環境学研究科・修士論文)「共に演じ<あう・逢う>役―岡山県奈義町の演劇ユニットOiBokkeShiの実践を巡る人類学的考察」
- 14:10~14:50 井上瞳(大阪大学人間科学研究科・博士論文)「性暴力被害を経験した女性たちの沈黙に関する現象学的研究」
- 人の移動とコミュニティの持続
- 15:00~15:30 中野春子(大阪大学大学院人間科学研究科・修士論文)「旧東ドイツの日常生活の記憶についての人類学的考察―世代間の相互作用に注目して」
- 15:30~16:00 中垣太樹(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・修士論文)「カンパラ大都市圏における人口動態と都市空間の形成―居住地移動と社会空間分化に着目して」
- 16:00~16:40 瀬戸徐映里奈(近畿大学人権問題研究所・博士論文)「食の調達実践にみるベトナム難民の社会関係と生活世界―市場交換と自給の交錯から」
- 資源維持と持続的利用
- 16:50~17:20 原山都和丹(大阪大学大学院人間科学研究科・修士論文)「サステナブルファッションの人類学的研究―国産羊毛のサプライチェーンを事例として」
- 17:20~17:50 北野真帆(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・修士論文)「ヤマで暮らし続けること―徳島県三好市東祖谷における水インフラの創発と維持に関する人類学的研究」
- 【第2会場(1B05 講義室)】
- 知識を作るエイジェンシー
- 13:10~13:40 森口武(京都大学大学院人間・環境学研究科・修士論文)「漂着する『自然』のミュージアム―京丹後・琴引浜の鳴き砂と漂着物をめぐる科学人類学的研究
- 13:40~14:10 前田彩希(神戸大学大学院国際文化学研究科・修士論文)「占いに見るジャワの『知識人』の試み―20世紀インドネシアにおけるプリンボンの出版」
- 14:10~14:50 星野麗子(国立民族学博物館・博士論文)「中国四川の客家の創出に関する文化人類学的研究―成都市龍泉驛区洛帯鎮における儀礼と慣習の分析から」
- 日常と非日常の往還を生きる
- 15:00~15:30 荻野なつれ(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・修士論文)「ラオスにおける手工芸品製作と女性たち―ヴィエンチャン県におけるタケ製品を中心に」
- 15:30~16:00 ウニルサイハン(滋賀県立大学・修士論文)「不在のラマ僧を想いつづけること―文化大革命下のアラシャ・モンゴルにおける仏教実践」
- 16:00~16:40 福島直樹(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・博士論文)「ラオス山村における生存基盤研究―日常と非日常の世帯間ネットワーク」
- ケアと共生の技術
- 16:50~17:20 陸口雄斗(大阪大学大学院人間科学研究科・修士論文)「『共に生きる』を開発する―人と関わるロボットの開発を巡る民族誌的考察」
- 17:20~17:50 続木梨愛(京都大学大学院人間・環境学研究科・修士論文)「異種間のケアをめぐる人類学的研究―日本の養蜂におけるヒト–ミツバチ関係を事例に」
- 17:50~18:30 渋谷美和(総合研究大学院大学・博士論文)「他者との関わりのなかで認知症を生きる経験のエスノグラフィー―アルツハイマー型認知症をもつA子さんの事例から」
- 近畿地区研究懇談会 修士論文・博士論文発表会
日時: 2023年3月5日(日) 13:00~17:50
会場: 京都大学吉田南キャンパス 吉田南1号館地階1共02講義室・1共03講義室
- 【第1会場(02講義室)】
13:00~13:10 開会挨拶 岩谷彩子(文化人類学会近畿地区研究懇談会代表、京都大学大学院人間・環境学研究科)】
13:10~13:50 尤驍(ユウ・ショウ)(神戸大学大学院国際文化学研究科・博士論文) 「台湾原住民運動後の部落に生きる「現代頭目」―台湾原住民族ルカイの伝統と権威をめぐるポリティクスの民族誌」
13:50~14:30 杉山由里子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ専攻・博士論文) 「ブッシュにもつれる生と死―サンの過去・現在・未来の構築」〔手話通訳あり〕
14:40~15:10 佐々木知子(京都大学大学院人間・環境学研究科・修士論文) 「合唱活動を通した被爆体験の想起にかんする社会学的考察―広島少年合唱隊を事例として」〔手話通訳あり〕
15:10~16:10 松尾香奈(京都大学大学院人間・環境学研究科・修士論文) 「人工内耳時代を生きるろう者たち―『ろう者』『ろう文化』の人類学的再考」〔手話通訳あり〕
16:20~16:50 沢知恵(有限会社コモエスタ・修士論文) 「日本の公立ハンセン病療養所の園歌―抑圧と解放のはざまで生まれた音楽」〔手話通訳あり〕
16:50~17:20 田中綾華(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・修士論文) 「雅楽の実践を通じた演奏技法の習得―京都市内で活動する演奏団体を事例として」
17:20~17:50 森本早紀(大阪大学大学院人間科学研究科・修士論文) 「看護師の聴覚をめぐる実践についての人類学的研究」
- 【第2会場(03 講義室)】
13:10~13:50 黄信者(立命館大学衣笠総合研究機構・博士論文) 「『気』という修行、『治』という実践―中国と日本における気功現場の身体経験」
13:50~14:30 劉振業(京都大学大学院人間・環境学研究科・博士論文) 「マカオのカジノにおけるギャンブルの人類学的研究―ギャンブルの不確実性で紡がれるつながりと身体」
14:40~15:10 北嶋泰周(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・修士論文) 「スクウォッターによるバナキュラーな公共空間の生成に関する人類学的研究―大阪・あいりん地区における露天商と〈居場所〉の構築過程を事例に」
15:10~15:40 秦夏萌(神戸大学大学院国際文化学研究科・修士論文) 「『裸足の医者』―中華人民共和国農村部における在来の医学と『西洋医学』の併存に関する一考察」
15:40~16:10 増田初希(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・修士論文) 「動物園における展示が果たす機能―職員と来園者双方の動物観に着目して」
16:20~16:50 中鉢夏輝(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・修士論文) 「イスラーム環境倫理の理論と実践の多様性―ハリーファ概念とモスクのグリーン化事業を事例として」
16:50~17:20 藤本あずさ(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・修士論文) 「現代トルコにおける癒しのセラピー—スピリチュアリズムとスーフィズム」
17:20~17:50 対本祝子(京都大学大学院人間・環境学研究科・修士論文) 「沖縄県久高島における土着の宗教とスピリチュアリティの接続をめぐる人類学的研究―『結回の会』の活動を中心に」
備考:
- 近畿地区研究懇談会 修士・博士論文発表会
日時: 3月13日(日) 12:30~18:05
会場: Zoomによるオンライン開催
- 12:30~12:40 開会の挨拶(窪田幸子・日本文化人類学会長)、事務局からのご案内
<A会場>
- 12:40~13:10 神宮寺航一(大阪大学人間科学研究科) 新興チャイナタウンをめぐる「名づけ」「名乗り」に関する人類学的考察――埼玉県・西川口チャイナタウンの事例から(修士論文)
- 13:15~13:45 柴山元(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「たまり場」のポリティクス――台湾の多文化主義政策の下でのインドネシア移民の空間実践(修士論文)
- 13:55~14:25 許潔(神戸大学国際文化学研究科) 海外移住労働者における母子関係についての考察――中国朝鮮語移住母の事例を中心に(修士論文)
- 14:30~15:00 河﨑涼太(京都大学大学院人間・環境学研究科) 再び現れる土地の人=マオリ――ニュージーランド先住民の権利運動をめぐる人類学的考察(修士論文)
- 15:10~15:40 德田惠(神戸大学国際文化学研究科) 先住民のホームレス――カナダの都市先住民の事例を中心に(修士論文)
- 15:45~16:25 中野真備(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) インドネシア・バンガイ諸島サマ人の漁撈における環境認識(博士論文)
- 16:35~17:15 土井冬樹(神戸大学国際文化学研究科) 文化の流用に主体性を編み込む先住民――ニュージーランド先住民マオリの歌と踊りをめぐる事例から(博士論文)
- 17:20~18:00 佐野文哉(京都大学/国立民族学博物館) 多言語状況における境界の形成と変容――フィジーのろう者をとりまく多言語状況と言語イデオロギーにかんする文化人類学的研究(博士論文)
<B会場>
- 12:40~13:10 竹田優哉(神戸大学国際文化学研究科) 「土を活かす」作陶――現代日本における個人陶芸作家を事例として(修士論文)
- 13:15~13:45 志田夏美(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) ウズベク牧畜民の絨毯づくりと遊牧生活――帝政ロシアおよびソヴィエト民族学者の視点から(修士論文)
- 13:55~14:25 龍予琦(神戸大学国際文化学研究科) 水族の女性宗教職能者「過陰婆」の成巫過程に関する考察――貴州省三都自治県水根村を中心に(修士論文)
- 14:30~15:00 三木陽子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 19〜20世紀ネパールにおけるサリーの変遷(修士論文)
- 15:10~15:40 竹内優希(京都大学大学院人間・環境学研究科) ダウン症候群と出生前検査をめぐるポリティクスに関する人類学的研究(修士論文)
- 15:45~16:15 浅井登紀子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 国内避難民の定地と新たなつながり――内戦後スリランカにおける北部ムスリムの事例から(修士論文)
- 16:35~17:15 奥田真由(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 世界遺産白川郷における現在の相互扶助(博士論文)
- 17:20~18:00 久保田和之(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 現代インドムンバイーの革製品産業――スラム工房ネットワークを通じたイノベーション(博士論文)
- 18:00~18:05 閉会の挨拶(岡田浩樹・近畿地区研究懇談会担当理事)
- 日本文化人類学会近畿地区研究懇談会 博士論文発表会
日時:2021年4月24日(土) 10:00~16:20
会場:on-line(ZOOM)
- 10:00~ 開会のあいさつ 窪田幸子日本文化人類学会会長
- 10:10~10:55 生井達也(大阪警察病院看護専門学校非常勤講師) ライブハウスにおける音楽を介した「新たな価値」の創造をめぐる人類学的研究――流動空間に「生きられる場」を築くこと
- 11:00~11:45 宮本佳和(国立民族学博物館) ナミビア牧畜民ヒンバ及びヘレロの土地認識の研究―土地所有制度と「伝統的権威」をめぐる政治性と表出する多層性―
- 12:45~13:30 鈴木亜望(神戸大学大学院国際文化学研究科) 手工芸品生産工房における女性と仕事の⺠族誌――バングラデシュの首都ダカにおけるカジの実践と場に着目して
- 13:35~14:20 小林貴幸(東京都立大学) 小集団の社会人類学的考察--日本本土・台湾・沖縄における空手会派間会派団体の比較
- 14:35~15:20 平野智佳子(国立民族学博物館) 中央砂漠における飲酒をめぐる一連の過程とアナング・ウェイーポスト植民地状況を生きるオーストラリア先住民アボリジニの民族誌
- 15:25~16:10 西尾善太(東南アジア地域研究研究所) 分断都市マニラにおける「公共性」の地層:生活インフラストラクチャーとしてのジープニー
- 16:10~ 閉会のあいさつ 岡田浩樹近畿地区担当理事
- 日本文化人類学会近畿地区研究懇談会 修士論文発表会
日時: 2021年3月20日 9:50~16:10
会場: zoomによるオンライン開催
- 9:50~10:00 開会の挨拶(窪田幸子:日本文化人類学会長)
事務局からのご案内
<A会場>
- 10:00~10:30 吉田佳右(大阪大学大学院人間科学研究科) 日本のホームホスピスにおける意思をめぐる人類学的考察
- 10:35~11:05 中野佐紀(神戸大学大学院国際文化学研究科) 移民女性によるマッサージ実践と移民の女性化―在日タイ人女性によるタイ・マッサージ実践を事例に―
- 11:15~11:45 谷本直樹(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「何もしなくていい場」を生きる-脱アサイラムをめざした精神障害者たちの民族誌-
- 11:50~12:20 齊藤優(神戸大学大学院人文学研究科) 関西在住フィリピン人の生活実践-エスニックコミュニティと高学歴者の事例から-
- 13:10~13:40 奥野衣莉香(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 北タイ産コーヒーを介した山地民のイメージと自他関係の再編
- 13:45~14:15 Nguyen Tran Dieu Huyen (神戸大学大学院国際文化学研究科) 日本社会における「エスニック」とは何か―日本社会におけるベトナムフードの受容を中心として―
- 14:25~14:55 柏美紀(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) マレー世界における民族範疇再考―プラナカン・インディアンに着目してー
- 15:00~15:30 柳昌均(神戸大学大学院国際文化学研究科) 見えない権力構造と沈黙-「独島・竹島問題」をめぐる在日韓国朝鮮人に強制される答えと沈黙を事例として-
<B会場>
- 10:00~10:30 羅 亜蘭(神戸大学大学院国際文化学研究科) 民族観光の発展と地元民の対応:汶川大地震後のチャン族を事例として
- 10:35~11:05 佐々木悠(京都大学大学院人間・環境学研究科) 隠岐民謡の民族誌―現れる伝統芸能-
- 11:15~11:45 木田真理子(立命館大学大学院先端総合学術研究科) せめぎ合いから立ち上がる身体の人類学的研究—ダンス作品を手がかりとして
- 11:50~12:20 加藤千里(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) シンガポールの現代アートに関する芸術人類学的考察―アマンダ・ヘンの活動の分析を通して―
- 13:10~13:40 段志穎(神戸大学大学院国際文化学研究科) 中国農村地域における地方劇に関する研究―周至県上天屯の廟会での秦腔演出を事例に-
- 13:45~14:15 石内良季(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 現代ブータンの複層的宗教空間における自然観の形成-聖なる森と仏教聖地をめぐる多声性に着目して-
- 14:25~14:55 新里勇生(神戸大学大学院国際文化学研究科) 現代の中小清酒メーカーの「商売」-兵庫県播磨地域における一事例研究-
- 15:00~15:30 田中 瑠莉(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「野性」動物を飼育するー京都市動物園における人と動物の関係についての人類学的研究-
- 15:35~16:05 Benjamin Ruben Wolfs (神戸大学大学院国際文化学研究科) ホームレス・メディア:「統一日報」の視点から見た金大中大統領の「太陽政策」-
- 16:05~16:10 閉会の挨拶(岡田浩樹・神戸大学)
- 【中止】近畿地区研究懇談会2019年度修論・博論発表会
共催: 京都人類学研究会
(※本懇談会は、新型コロナウイルス対応のため中止されました。開催計画をアーカイブに残しています。広報・情報化委員会)
日時: 2020年3月8日(日)10:00〜18:00(予定)(9:30開場予定)
会場: 京都大学稲盛財団記念館 3階 大会議室及び小会議室
- 10:10-10:40 竹田響(京都大学大学院人間・環境学研究科)
「在日コリアンの国境を跨いだ親族ネットワークに関する人類学的研究」
- 10:45-11:15 齊藤優(神戸大学大学院人文学研究科)
「関西在住フィリピン人の生活実践:高学歴移住者とエスニックコミュニティの事例から」
- 11:20-11:50 尾崎史明(神戸大学大学院国際文化学研究科)
「都市同郷団体の「つながり」:関西喜界町郷友会を事例に」
- 13:00-13:30 呉人花(京都大学大学院人間・環境学研究科)
「「畜産大国」を生きる牧畜民:中国・内モンゴル自治区を事例に」
- 13:35-14:05 田中瑠莉(京都大学大学院人間・環境学研究科)
「「野生」動物を飼育する:京都市動物園における人と動物の関係についての人類学的研究」
- 14:05-14:35 山田祐(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
「マダガスカル、アンカラファンツィカ国立公園における自然保護と地域住民による生業活動」
- 14:45-15:25 平野智佳子(神戸大学大学院国際文化学研究科)
「中央砂漠における飲酒をめぐる一連の過程とアナング・ウェイ:ポスト植民地主義を生きるオーストラリア先住民アボリジニの民族誌」
- 15:30-16:10 村津蘭(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
「ベナンの霊的世界の変容をめぐる人類学的考察: 悪魔と対峙する新宗教を事例として 」
- 16:15-16:55 相原進(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
「エチオピアにおける伝統的ダンスの継承と新たな表現の創造」
- 10:10-10:40 柴谷朱音(京都大学大学院人間・環境学研究科)
「開発と社会運動の狭間で:インド都市部スラムにおける月経観念とその実践を巡って」
- 10:45-11:15 印藤有紗(神戸大学大学院国際文化学研究科)
「観光及び移住生活における「自文化」の提示:東京都江戸川区西葛西・江東区東大島周辺のインド人妻らによる自宅でのインド料理教室を中心に」
- 11:20-11:50 山田実季(京都大学大学院人間・環境学研究科)
「労働と出家の経済倫理:現代タイ・タンマガーイ寺ではたらく職員を事例に」
- 13:00-13:30 深谷拓未(京都大学大学院人間・環境学研究科)
「ワイン農園の風景と味覚に関する人類学的研究:イタリアのキャンティを事例に」
- 13:35-14:05 星野佐和(京都大学大学院人間・環境学研究科)
「セネガル・スーフィー教団の「ズィクル」をめぐる民族誌:音楽的実践から見るイスラーム」
- 14:05-14:35 銭星如(京都大学大学院人間・環境学研究科)
「着物レンタルにおける身体イメージの変容」
- 14:55-15:25 鈴木功子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
「エチオピア地方都市におけるヘルス・エクステンション・ワーカーによる保健衛生活動とその役割」
- 15:30-16:10 中村友香(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
「ネパールにおける近代医療と病いの経験:糖尿病患者の民族誌的研究を通して」
- 16:15-16:55 賈玉龍(大阪大学大学院人間科学研究科)
「中国湖北省農村における宗族・家族・隣人関係の民族誌:漢族農民の「親族関係」を問い直す」
- 近畿地区研究懇談会(京都人類学研究会1月例会)
日時: 2020年2月14日(金)19:00開演(18:30開場)
会場: 京都大学薬学部構内 稲盛財団記念館 大会議室(3F)
- 卯田宗平(国立民族学博物館・総合研究大学院大学)
「脱ドメスティケーション論:民博の共同研究で考えたこと」
- コメンテーター:重田眞義(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
- 近畿地区研究懇談会(京都人類学研究会12月季節例会)
日時: 2019年12月13日(金)18:30開演(18:15開場)〜21:00閉演
会場: 京都大学本部構内 総合研究2号館 AA447 (4F)
- 藤原辰史(京都大学人文科学研究所)「ボロとクズの人文学:「どん底」の世界の法と生」
- コメンテーター
- 岩谷彩子(京都大学大学院人間・環境学研究科)
- 矢野順也(京都大学環境安全保健機構附属環境科学センター)
- 近畿地区研究懇談会(京都人類学研究会11月例会)
日時: 2019年11月8日(金)18:30開演(18:00開場)
会場: 京都大学本部構内 総合研究2号館 AA447 (4F)
- 深田淳太郎(三重大学)「遺骨と結びつけ方と人間:ガダルカナル島における遺骨収容活動」
- コメンテーター:大西秀之(同志社女子大学)
- 近畿地区研究懇談会(京都人類学研究会10月例会)
日時: 2019年10月18日(金)18:30開演(18:00開場)
会場: 京都大学本部構内 総合研究2号館 AA447 (4F)
- 松尾瑞穂(国立民族学博物館)
「身体物質のやりとりから見えてくるもの:サブスタンス研究の射程」
- コメンテーター:山崎吾郎(大阪大学)
- 近畿地区研究懇談会(京都人類学研究会6月例会)
日時: 2019年6月14日(金)18:45開演(18:15開場)
会場: 京都大学本部構内 総合研究2号館 AA447 (4F)
- 古澤拓郎(京都大学)「人間のスペクトラム:人類進化から考えるアジア・オセアニア地域研究」
- コメンテーター:風間計博(京都大学)
- 近畿地区研究懇談会(京都人類学研究会5月例会)
本例会は、日本文化人類学会近畿地区研究懇親会、京都人類学研究会、JSPS国際共同研究加速基金「現代アフリカにおけるジェンダーを基盤にした創造的実践知とマテリアリティの比較研究」(代表:金子守恵)の共催です。
日時: 2019年5月17日(金)18:45開演(18:15開場)
会場: 京都大学本部構内 総合研究2号館 AA447
- 伏木香織(大正大学)
「インドネシアにおけるワヤン・ポテヒの継承:知識と身体的技法の伝承とその方法が作り出すワヤンらしさ」
- コメンテーター:片岡樹(京都大学)
- 近畿地区研究懇談会(京都人類学研究会4月例会)
シンポジウム『いま、グローバルにジェンダー暴力を考える』
本会は、日本文化人類学会近畿地区研究懇親会、京都人類学研究会、科学研究費基盤(A)「<ジェンダーに基づく暴力複合>の文化人類学的研究」(代表:田中雅一)との共催となります。
日時: 2019年4月13日(土)13:00~17:00(12:30開場)
会場: 稲盛財団記念会館 3F大会議室
- 13:00-13:20 趣旨説明 田中雅一(京都大学)「ジェンダー暴力への文化人類学的視点」
- 13:20-14:00 発表 (1) 内藤順子(早稲田大学)「痛みと記憶―チリ・軍政下を生き抜く女性たち」
- 14:00-14:40 発表 (2) 和崎聖日(中部大学)「旧ソ連中央アジアのジェンダー暴力―イスラームと世俗主義との間で」
- 14:40-15:20 発表 (3) 小牧幸代(高崎経済大学)「オスロのパキスタン系移民社会におけるイトコ婚と暴力」
- 15:30-16:00 コメント 佐々木祐(神戸大学)・村上薫(アジア経済研究所)
- 近畿地区研究懇談会修論・博論発表会(発表募集)
共催: 京都人類学研究会
日時: 2019年3月16日(土)10:00-18:00(予定)(9:30開場予定)
会場: 京都大学稲盛財団記念館 3階大会議室及び318室
3階大会議室
- 09:40 キックオフスピーチ
- 10:00~10:40 村橋 勲(日本学術振興会/京都大学大学院 アジア・アフリカ地域研究研究科・博士)「難民のモビリティと日常的実践―人道主義的統治における南スーダン難民の社会生活」
- 10:40~11:20 諸 昭喜(奈良女子大学大学院 人間文化研究科・博士)「病いの社会・文化的構築とジェンダー:韓国の産後風の事例を中心に」
- 11:20~12:00 黄 潔(京都大学大学院 アジア・アフリカ地域研究研究科・博士)「セン(Senl)の民俗誌―中国南部におけるトン族(Kam)の流域社会システム論―」
- 13:00~13:40 長岡 慶(京都大学大学院 アジア・アフリカ地域研究研究科・博士)「現代ヒマーラヤ世界におけるチベット医学の制度化と病気治療―インド北東部タワンの暮らしと病いの民族誌―」
- 13:40~14:20 近藤 有希子(日本学術振興会/同志社大学・博士)「現代ルワンダの親密性―継続する暴力下に生きる人びとの沈黙と応答能力の可能性―」
- 14:20~15:00 大石 侑香(国立民族学博物館・博士)「西シベリア・ハンティのトナカイ飼育と生態適応:漁撈牧畜複合の民族誌」
- 15:15~15:55 伊東 さなえ(京都大学大学院 アジア・アフリカ地域研究研究科・博士)「災害とローカリティ―ネパール・ゴルカ地震に対応する人々の民族誌的研究―」
- 15:55~16:35 Albertus-Thomas Mori(東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所ジュニア・フェロー・博士)「華人キリスト者の人類学的研究:トランスナショナルな宗教実践の様相」
- 16:35~17:15 曾 璟蕙(奈良女子大学 人間文化研究科・博士)「台湾における出産の医療化の構築過程―女性の主体性と医療への依存を中心に―」
- 17:15~17:55 村川 淳(京都大学大学院 農学研究科研修員・博士)「南米ペルー・アンデス地域における近代国家の介入と先住民の移動の再編に関する実証的研究―ティティカカ湖の浮島観光地を中心として―」
318室
- 10:00~10:30 清水 加奈子(京都大学大学院 アジア・アフリカ地域研究研究科・修士)「スリランカにおける清掃労働者の研究―帰属と就業の流動性に着目して」
- 10:30~11:00 下山 花(京都大学大学院 アジア・アフリカ地域研究研究科・修士)「導入作物の栽培と利用―エチオピア南部ガモ高地におけるライコムギ栽培―」
- 11:00~11:30 福田 真郷(京都大学大学院 人間・環境学研究科・修士)「在日米軍基地周辺地域における黙認耕作の文化人類学的研究」
- 11:30~12:00 三津島 一樹(京都大学大学院 人間・環境学研究科・修士)「ガーナにおける自動車修理の民族誌」
- 13:00~13:30 荒木 真歩(神戸大学大学院 国際文化学研究科・修士)「芸態からみる篠原踊り(太鼓踊り)の伝承―新たな担い手をめぐる民俗誌的研究―」
- 13:30~14:00 大竹 碧(京都大学大学院 人間・環境学研究科・修士)「軍事基地依存経済下の貨幣と消費に関する人類学的研究―マーシャル諸島共和国イバイ島の事例から―」
- 14:00~14:30 青池 歌子(京都大学大学院 アジア・アフリカ地域研究研究科・修士)「ニジェールの首都ニアメにおける手押し車を使った家庭ゴミ収集人の仕事」
- 14:30~15:00 鄭 星瑶(京都文教大学 文化人類学研究科・修士)「中国東南部における宗教的様相―大衆道教・民間信仰・宗教意識・宗教的実践を中心に―」
- 15:15~15:45 黄 思嘉(京都文教大学 文化人類学研究科・修士)「黄檗文化の再発見―中日両国の黄檗山萬福寺をつなぐ文化交流活動の展開」
- 15:45~16:15 郭 至軒(京都文教大学 文化人類学研究科・修士)「都市祭礼における祭縁とその変容―大津祭曳山巡行を事例として―」
- 16:15~16:45 湯 紹雄(神戸大学大学院 国際文化学研究科・修士)「エスニック・ツーリズムにおける文化表象の交錯―中国湖南省湘西地域における儺文化観光開発を事例として―」
- 16:45~17:15 桜木 真理子(大阪大学大学院 人間科学研究科・修士)「近現代ハンセン病医学における病原菌と身体」
- 17:15~17:45 金 春喜(京都大学大学院 文学研究科・修士)「外国人児童の『発達障害』の構築過程–フィリピンから来日した児童たちに目を向けて」
- 17:45~18:15 Le Dieu Hoa(京都大学大学院 人間・環境学研究科・修士)「ユタから占い師へ―沖縄・那覇の女性たちをめぐって―」
- 近畿地区研究懇談会(京都人類学研究会1月例会)
日時: 2019年1月18日(金)18:30開演(18:00開場)
会場: 京都大学本部構内 人文科学研究所本館・総合研究4号館 1F・セミナー室1
- デ・アントーニ・アンドレア(立命館大学)
「スペクターのスペクトラム:現代イタリアと日本における精霊と憑依に関する体験・感覚・情動の比較に向かって」
- コメンテーター:津村文彦(名城大学)
- 近畿地区研究懇談会(京都人類学研究会12月季節例会)
主催:京都人類学研究会/日本文化人類学会近畿地区研究懇談会/京都市立芸術大学
日時: 2018年12月15日(土)13:30開演(13:00開場)17:45閉演
会場: 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
シンポジウム「人類学とアートの協働」
- 司会・コーディネーター:川瀬慈(国立民族学博物館)
- 13:30-13:40 趣旨説明:川瀬慈(国立民族学博物館)
- 13:40-14:25 佐藤知久(京都市立芸術大学)
「アート<と>人類学序論:相互触発的なプラットフォームの形成に向けて」
- 14:25-15:10 村津蘭(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
「「触れたら、死ぬ」:人類学的探究における映像インスタレーション」
- 15:30-16:45 第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展/日本館展示メンバー
石倉敏明(秋田公立美術大学)・服部浩之(秋田公立美術大学)・下道基之(美術家)
「共異体のコンポジション:超領域的協働の実践から」
- 近畿地区研究懇談会(京都人類学研究会11月例会)
日時: 2018年11月30日(金)18:30開演(18:00開場)
会場: 京都大学本部構内 総合研究2号館 AA447
- 河西瑛里子(京都大学非常勤研究員)
「ヨーロッパとグラストンベリーの魔女・癒し・女神たち」
- コメンテーター:神本秀爾(久留米大学)
- 近畿地区研究懇談会/京都人類学研究会6月例会
主催: 京都人類学研究会/日本文化人類学会近畿地区研究懇談会
日時: 2018年6月22日(金)18:30開演(18:00開場)
会場: 京都大学 総合研究2号館 AA447
- 岡野英之(立命館大学人文科学研究所客員研究員)
「人脈ネットワークとしての武装勢力: 西アフリカ・シエラレオネ内戦とインフォーマルな国家統治」
- コメンテーター: 片岡樹(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科)
- 近畿地区研究懇談会/京都人類学研究会5月例会
主催: 京都人類学研究会/日本文化人類学会近畿地区研究懇談会
日時: 2018年6月8日(金)18:30開演(18:00開場)
会場: 京都大学本部構内 総合研究2号館 AA447
- 大澤隆将(総合地球環境学研究所熱帯泥炭社会プロジェクト研究員)
「国家権力との距離感:東部スマトラに暮らすオラン・アスリのアナキズム」
- コメンテーター: 信田敏宏(国立民族学博物館グローバル現象研究部)
- 日本文化人類学会近畿地区研究懇談会2017年度修士論文・博士論文発表会
日時: 2018年3月18日(日)12:30~18:00
会場: 大阪大学人間科学部・人間科学研究科本館M33・M51教室
◆M51教室
- 12:30~12:50 キックオフスピーチ
- 12:50~13:20 大谷美里(桃山学院大学大学院文学研究科)「インドネシア・バリ島における観光と子どもに関する人類学的研究―バリ舞踊実践を通して」(修士論文)
- 13:20~13:50 池田太陽(神戸大学大学院国際文化学研究科)「『バイブス』でつながる『Blackanese』たち―日本におけるダンスホール・レゲエを巡る身体と言説」(修士論文)
- 13:50~14:20 島田有紗(京都大学大学院人間・環境学研究科)「加齢と男性性―自営漁業従事者を事例として」(修士論文)
- 14:20~14:50 尤驍(神戸大学大学院国際文化学研究科)「台湾原住民族ルカイにおける首長制の変容―多元化した社会状況において」(修士論文)
- 15:00~15:30 バトオチル・バルジンニヤム(滋賀県立大学大学院人間文化学研究科)「『交換』としての家畜泥棒」(修士論文)
- 15:30~16:00 劉振業(京都大学大学院人間・環境学研究科)「憩いの場における老人の主体構築―中国における星光老年の家の文化人類学的研究」(修士論文)
- 16:00~16:40 安サンサン(奈良女子大学大学院人間文化研究科)「現代中国における病院出産の実態と女性の満足感―女性、国家、専門職」(博士論文)
- 16:40~17:20 中野歩美(関西学院大学大学院社会学研究科)「北西インド・タール砂漠地域に暮らすジョーギーの生活実践と自己創造に関する民族誌的研究」(博士論文)
- 17:20~18:00 古川不可知(大阪大学大学院人間科学研究科)「『シェルパ』と道の人類学―ネパール東部、エベレスト南麓地域における山道と移動する身体」(博士論文)
◆M33教室
- 12:50~13:20 濱野千尋(京都大学大学院人間・環境学研究科)「現代ドイツにおける動物性愛者たちの文化人類学的研究」(修士論文)
- 13:20~13:50 永井文也(京都大学大学院人間・環境学研究科)「先住民族の土地権原をめぐる裁判における人類学者の役割―カナダ・チルコーティンの事例から」(修士論文)
- 13:50~14:20 松原加奈(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)「エチオピアの革靴製造業における技能の形成―企業の役割と工程間分業に着目して」(修士論文)
- 14:20~14:50 松井梓(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)「モザンビーク島における『食』と『住』をめぐる社会関係」(修士論文)
- 15:00~15:30 平山草太(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)「カメルーン・ヤウンデにおけるイスラーム教育改革―あるクルアーン学校の活動に着目して」(修士論文)
- 15:30~16:00 小田英里(立命館大学大学院先端総合学術研究科)「都市部ガーナにおける『シュガー・ダディ』/『シュガー・マミー』に関する人類学的研究」(修士論文)
- 16:00~16:40 林愛美(大阪大学大学院言語文化研究科)「ケニアのマサイ社会におけるFGMに関する研究―ジェンダーの視点を中心に」(博士論文)
- 16:40~17:20 原将也(京都大学アフリカ地域研究資料センター)「ザンビア北西部の多民族農村における移住と生業からみた社会関係の連鎖」(博士論文)
- 日本文化人類学会近畿地区研究懇談会セミナー
日時: 2017年4月28日(金) 14:00〜
会場: 大阪大学付属生命科学図書館4階会議室
- Tatsuma Padoan(Lecturer, University College Cork, Ireland) "Actor-Network-Theory and Paris School Semiotics: Theoretical Background and Possible Scenarios"
- 2016年度修士論文・博士論文発表会
日時: 2017年3月20日(月・祝)10:10~17:55
会場: 国立民族学博物館 第4・第5セミナー室
◆第4セミナー室
- 10:30~11:10 安念真衣子(日本学術振興会/国立民族学博物館)
「現代ネパールにおけるリテラシー実践-読み書きをめぐるタマンの行為主体性に着目した民族誌的研究」(博士論文)
- 11:10~11:50 茶谷智之(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
「現代インドにおける子育ての民主化-子どもの教育と福祉をめぐるスラム住民の交渉可能性」(博士論文)
- 12:50~13:20 野村亜矢香(京都大学大学院総合生存学館思修館)
「食品ロスを受け取る義務-贈与とフードバンク支援の活用における評価とその展望」(修士論文)
- 13:20~13:50 三隅隆史(関西学院大学大学院社会学研究科)
「都市祭礼と神輿会-東京圏の事例から」(修士論文)
- 13:50~14:30 川中薫(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
「現代インド・デリーのアパレル産業-縫製工ネットワークと状況適応的生産」(博士論文)
- 14:30~15:10 田暁潔(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
Regeneration of Ethno-biological Knowledge in Children’s Daily Practices: With Special Focus on Pastoral Maasai in Southern Kenya(博士論文)
- 15:25~15:55 池邉智基(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
「宗教実践としての労働-セネガル・ムリッド教団の共同体バイファルの事例」(修士論文)
- 15:55~16:25 濱口徹(神戸大学大学院国際文化学研究科)
「カファラの網の目をくぐって働く-ドバイ在住フィリピン人出稼ぎの実践」(修士論文)
- 16:25~16:55 張雅雯(神戸大学大学院国際文化学研究科)
「中国新疆におけるカザフ族のアクンアイトゥスの意味の変化と近代化」(修士論文)
- 16:55~17:25 髙道由子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
「地域のものづくりとフェアトレード-東ネパール・テーラトゥムにおけるダカ織の変遷」(修士論文)
- 17:25~17:55 木村彩音(神戸大学大学院国際文化学研究科)
「オーストラリア・アボリジニ『盗まれた世代』-家族の再会をめぐる政治性」(修士論文)
◆第5セミナー室
- 10:30~11:10 CAITLIN COKER(京都大学大学院人間・環境学研究科)
「アフェクトの人類学-暗黒舞踏における生成変化」(博士論文)
- 11:10~11:50 井上春緒(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
「ヒンドゥスターニー音楽の成立-ペルシャ語音楽書からみる北インド音楽文化の変容」(博士論文)
- 12:50~13:20 鈴木赳生(京都大学大学院文学研究科)
「マルチカルチュラリズムの再想像に関する社会学的研究」(修士論文)
- 13:20~13:50 陳珺珺(京都文教大学文化人類学研究科)
「『歴史的まちなみ保存』をもとにした『観光まちづくり』-中国福建省泉州市鯉城区西街における文化創意産業をめぐって」(修士論文)
- 13:50~14:30 岩田京子(立命館大学大学院)
「京都市嵐山の風致に関する歴史人類学的研究-『ローカルな専門家』の役割からみた景観の動態」(博士論文)
- 14:30~15:10 松村淳(関西学院大学大学院社会学研究科)
「現代日本における〈建築家〉の社会学的研究-後期近代における専門職の変容過程をめぐって」(博士論文)
- 15:25~15:55 藤本智子(追手門学院大学大学院文学研究科)
「妖怪語りに出会うとき-徳島県三好市山城町・大歩危の事例から」(修士論文)
- 15:55~16:25 宮本佳和(神戸大学大学院国際文化学研究科)
「家畜をめぐるテリトリーの排他性-ナミビア北西部の牧畜民ヒンバとヘレロの民族誌」(修士論文)
- 16:25~16:55 金澤大(京都大学大学院人間・環境学研究科)
「共闘する人間とニワトリ-現代フィリピンの事例から」(修士論文)
- 16:55~17:35 井上航(京都市立芸術大学大学院音楽研究科)
「北東カンボジア山地民クルンの音響的参与の民族誌-気分と精霊」(博士論文)
- 近畿地区研究懇談会・大阪大学大学院人間科学研究科教育改革推進室共催公開シンポジウム
「在来の紛争処理をめぐる比較民族誌-アフリカ・オセアニア・ラテンアメリカの事例から」
日時: 2016年7月9日(土)14:00~19:00
会場: 大阪大学吹田キャンパス 人間科学部棟本館3階 31講義室
- 14:10~15:30 石井正子(立教大学)講演と質疑応答
- 15:45~17:15 パネリスト3名による話題提供
- 深川宏樹(国立民族学博物館)
- 川口博子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
- 額田有美(大阪大学大学院人間科学研究科)
- 近畿地区研究懇談会 2015年度修士論文・博士論文発表会
日時: 2016年3月20日(日)10:50~17:40(10:00開場)
会場: 神戸大学鶴甲第一キャンパス 大会議室(E-401)および学術交流ルーム(E-410) (〒657-8501 兵庫県神戸市灘区鶴甲1丁目2-1)
【A会場】学術交流ルーム2(E-411)
- 10:50~11:05 キックオフスピーチ
- 11:05~11:35 合原織部(京都大学・修士)「野生の反乱:土地を守る山村住民と山で闘う猟師たちの民族誌―宮崎県椎葉村を事例に―」
- 11:35~12:15 彭宇潔(京都大学・博士)「カメルーン東南部に暮らす狩猟採集民バカにおける刺青実践に関する人類学的研究」
- 13:00~13:30 八木風輝(滋賀県立大学・修士)「モンゴル国西部のカザフ人劇場における民族音楽実践に関する文化人類学的研究―音楽専門家の誕生プロセスと民族音楽の異種混交的実践を中心に―」
- 13:30~14:10 青木敬(京都大学・博士)「カーボ・ヴェルデのクレオール―歌謡モルナの変遷とクレオール・アイデンティティの形成―」
- 14:10~14:50 高誠晩(立命館大学・博士)「現代紛争後社会における大量死の意味づけをめぐる『正義回復』への試みとローカル・リアリティ―済州4・3事件、沖縄戦、台湾2・28事件の事例から―」
- 15:20~15:50 八木達祐(立命館大学・修士)「アフリカのスラムツアーに関する人類学的研究―ツアーの導入・展開の地域間比較から―」
- 15:50~16:20 善積実希(京都大学・修士)「ケニア・サンブル社会における身体障害者の経済的・社会的活動とその支援に関する研究」
- 16:20~17:00 野上恵美(神戸大学・博士)「『難民』から『マイノリティ』へ―神戸・長田のベトナム系移住者の労働をめぐる民族誌―」
- 17:00~17:40 岩間春芽(京都大学・博士)「ネパール北西部における生計活動と社会経済関係―『貧困』の実態とそのカテゴリーの変容―」
【B会場】学術交流ルーム1(E-410)
- 11:05~11:35 ASLI KEMIKSIZ(大阪大学・修士)「Science Fiction and Technology: Performativity in the Emergence of the Japanese Humanoid Robot」
- 11:35~12:15 佐藤若菜(京都大学・博士)「中国貴州省ミャオ族における民族衣装がつなぐ母娘関係の動態―女性のライフコースと社会経済的変化に着目して―」
- 13:00~13:30 土取俊輝(神戸大学・修士)「カミサマがオロソカになるとき:新潟県佐渡島の村落における信仰状況の変遷」
- 13:30~14:10 金セッピョル(総研大・博士)「日本の自然葬に関する民族誌的研究」
- 14:10~14:50 田崎郁子(京都大学・博士)「タイ北部プロテスタント派カレン地域における宗教実践と社会経済関係の動態」
- 15:20~15:50 陳效娥(奈良女子大学・修士)「北朝鮮のリプロダクションについて―戦後を中心に―」
- 15:50~16:20 中村友香(京都大学・修士)「現代ネパール丘陵部における疾病認識の変容―糖尿病と高血圧の事例から―」
- 16:20~17:00 堀江未央(京都大学・博士)「中国雲南省におけるラフ女性の民族間遠隔地結婚―移動する女性の所在を巡る交渉―」
- 17:00~17:30 土井冬樹(神戸大学・修士)「マオリであろうとする日常実践」
- 2014年度博士論文・修士論文発表会
日時: 2015年3月21日(土)12:00~18:00
会場: 国立民族学博物館 第4セミナー室および第5セミナー室(〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1)
〈A会場〉場所:第4セミナー室
- 12:00-12:30 吉村美和(修士・京都大学)
「民族浄化の経験と記憶―コソボ紛争におけるアルバニア」
- 12:30-13:00 増木優衣(修士・京都大学)
「現代インドのダリト差別と水洗トイレ普及運動―ラージャスターン州における清掃人カーストの事例から―」
- 13:00-13:45 窪田暁(博士・総合研究大学院大学)
「「野球移民」を生みだす人びと―ドミニカ共和国におけるトランスナショナル移民研究―」
- 13:45-14:15 笠井みぎわ(修士・京都文教大学)
「祈りの手刺繍―日本聖公会の教会刺繍をめぐる考察―」
- 14:45-15:30 SAUCEDO SEGAMI Daniel Dante(博士・総合研究大学院大学)
「My Huaca: The Use of Archaeological Heritage in Modern Peru from a Public-Archaeology Perspective」
- 15:30-16:00 金南咲季(修士・大阪大学)
「コンタクト・ゾーンにおける「共生」の生成―外国人学校と地域社会の関係構築過程から―」
- 16:00-16:30 姜小友莉(修士・神戸大学)
「在日コリアンの国籍に対する認識の変化―1990年代以降に生きる在日コリアンを事例として―」
- 16:30-17:00 郭凌(修士・神戸大学)
「在日華僑華人社会の同業団体についての考察-神戸地域の華僑華人料理同業団体の事例を中心に-」
- 17:00-17:45 園中曜子(博士・京都大学)
「トルコ共和国におけるヴィジュアル公共圏の成立と展開―」
〈B会場〉場所:第5セミナー室
- 12:00-12:30 古山裕基(修士・京都文教大学)
「異文化間介護の現場から現代日本のケアを考える」
- 12:30-13:00 景山千愛(修士・京都大学)
「病の構築と正統性付与の語りに関する社会学的研究」
- 13:00-13:45 直井里予(博士・京都大学)
「北部タイにおけるHIVをめぐる関係のダイナミクスの映像ドキュメンタリー制作―リアリティ表象における映画作成者の視点―」
- 13:45-14:15 広尾克子(修士・関西学院大学)
「ズワイガニの発見と流通―浜から都市へ、そしてまた浜へ」
- 14:45-15:30 佐久間香子(博士・京都大学)
「中央ボルネオにおける内陸交易拠点の歴史的形成と変化」
- 15:30-16:00 浅田静香(修士・京都大学)
「ウガンダ都市部における有機ごみから作られた調理用燃料の潜在力―廃棄物処理,食生活と調理法の視座から―」
- 16:00-16:30 中澤芽衣(修士・京都大学)
「ウガンダ南西部の農村における生計活動の多様化と女性の役割」
- 16:30-17:00 宮木和(修士・京都大学)
「タンザニア北部・エヤシ湖岸のダトーガ牧畜社会における土地の囲い込みの拡大に関する研究」
- 17:00-17:45 堀田あゆみ(博士・総合研究大学院大学)
「モンゴル遊牧民のモノの情報をめぐる交渉に関する民族誌」
- 国立民族学博物館 フィリップ・デスコラ博士講演会
共催:日本文化人類学会近畿地区研究懇談会
協力:公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会
日時: 2014年11月3日(月)14:00~16:00
会場: 国立民族学博物館・第5セミナー室(2階)(〒565-8511 吹田市千里万博公園10-1)
- フィリップ・デスコラ(コレージュ・ド・フランス教授、社会科学高等研究院・教授)
「Anthropology of Images(イメージの人類学)」
- 菅原和孝×池澤夏樹 公開対談 「認識は旅をする:からみあう〈人類学的思考〉と〈文学的想像力〉」
日時: 2014年9月21日(日)14:00~
会場: 京都大学芝蘭会館 稲盛ホール
菅原和孝氏(京都大学)が本年度で京都大学を定年退職されるのに合わせて、著名な小説家・詩人・評論家である、
池澤夏樹氏との公開対談を行う。
菅原氏の人類学的な思考は、人類学の著作だけでなく哲学的著作に、さらにはフォークナーの小説に見られるような文学的想像力につよく刺激されたものである。それはたとえば、氏の『もし、みんながブッシュマンだったら』(1999年)における、人類学的思考に貫かれたエスノグラフィーと、子どもに語りかけるような物語とが融合したような独自の文体に顕著にみられる。
そうした菅原氏の仕事にかねてから注目されているのが、池澤夏樹氏である。池澤氏は菅原氏の著作を何度も書評でとりあげ、『身体の人類学』(1993年)について「これは随分魅力的な本である」、『もし、…』について「これは相当な名著である」と、高く評価されている。池澤氏自身、ギリシアに長く暮らした経験をお持ちのフィールドワーカー的な小説家である。南の島へ漂着した主人公を描いた小説『夏の朝の成層圏』(1984年)でデビューして以来、氏は一貫して国内外世界各地を旅し、さまざまな地域の自然と人びとの暮らしをその小説世界の基本的な土台におりこみながら、執筆活動を続けてきた(たとえば『マシアス・ギリの失脚』(1993年)における南洋、『すばらしき新世界』(2001年)におけるムスタンなど)。
今回の対談は、このように相通じる部分をお持ちでありながら、これまで直接の面識がなかったお二人に、「人類学的思考と文学的想像力のからみあい・相互貫入」というキーワードのもと、自由闊達に対話していただくというもので
ある。
人類学的なフィールドワークと文学的な活動とのあいだ、両者がからまりあうようなどこかにある創造性の源とは、いったいどのようなものなのか。シュルレアリスムと人類学の近接性など、類似した議論が以前になかったわけではないが、日本の人類学者と日本の小説家が、文学と人類学の関係をめぐって同時代的に語る機会は、これまでほとんどなかったといえる。その意味でこの対談が、人類学に関心をもつ人びとのみならず、文学的想像力/創造力に関心をもつ、ひいては同時代を生きる知的精神のあり方全般に関心をもつ人びとにとって、有意義な懇談会となることを希望している。
「『引き裂かれた自己』、あるいは『二重生活者』。こことはべつの所に『もうひとつの国』があり、自分は本来そこに所属しているのだという思い。しかしもちろんこれは幻想であり、現実逃避にすぎない。私は自分のなかにそのような逃避への衝動がとぐろを巻いていることをはっきりと自覚する。だが、その一方で私は、グウィの人々とともにくらすという体験が、母国の生活のなかで衰弱している自分に、ある種の『元気』をふきこんでいることを確実に感じる」。
実を言えば、ぼくもまったく同じことを感じているのだ。(池澤夏樹『読書癖3』より。前半部分は、菅原和孝『身体の人類学』からの引用です。)
- 2013年度博士論文・修士論文発表会
日時: 2014年3月30日(日)10:15~17:30
会場: 国立民族学博物館 第4セミナー室および第5セミナー室(〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1)
【会場1】第4セミナー室
- 10:30~11:00 近藤宏(立命館大学・博士)
「森と土地からなる現在:パナマ東部先住民エンベラの同時代史に関する人類学的考察」
- 11:00~11:30 緒方しらべ(総合研究大学院大学・博士)
「ナイジェリアの都市イレ・イフェにおける「アーティスト」の民族誌的研究」
- 11:30~12:00 片桐昂史(京都大学・修士)
「セネガル共和国サルーム・デルタの生態環境と人びとの関わり:天日塩田における塩づくりとマングローブの分布に着目して」
- 13:00~13:30 北見由美(立命館大学・修士)
「フランスの公立国際学校での複数言語による教育の試み:日本セクションの民族誌的アプローチからみる」
- 13:30~14:00 渡部智之(京都大学・修士)
「現代インドの総合的乳幼児発達支援事業:貧困世帯の生活機会向上における中間集団の役割」
- 14:00~14:30 河西瑛里子(京都大学・博士)
「女神運動から紡ぎだされるつながり:イギリス南西部のグラストンベリーにおけるオルタナティヴ・スピリチュアリティの文化人類学的研究」
- 14:30~15:00 COKER CAITLIN CHRISTINE(立命館大学・修士)
「舞踏集団における日常と身体:「アスベスト館」、「大駱駝艦」、「白虎社」を事例として」
- 15:30~16:00 前川真裕子(メルボルン大学・博士)
Reconsidering Orientalism/Occidentalism: representations of a Japanese martial art in Melbourne.
- 16:00~16:30 椿原敦子(大阪大学・博士)
「アメリカ在住イラン人ディアスポラの集団形成:場とアイデンティティ概念の再検討」
- 16:30~17:00 原将也(京都大学・修士)
「ザンビア北西部の農村における多民族の混住と世帯の生計にみるキャッサバ栽培の重要性」
- 17:00~17:30 徐幼恩(桃山学院大学・博士)
「台湾のアジア花嫁:高雄市における生活適応を中心として」
【会場2】第5セミナー室
- 10:30~11:00 旦却加(滋賀県立大学・修士)
「青海省チベット族農村における経済と社会の変化:黄南チベット族自治州における「退耕還草」政策とその影響について」
- 11:00~11:30 二宮健一(神戸大学・博士)
「ダンスホール・ゴスペルについての人類学的研究:ジャマイカにおける男性性の複数状況に関する考察として」
- 11:30~12:00 中川加奈子(関西学院大学・博士)
「ネパールにおける食肉の市場化と「カースト」の再創造をめぐる民族誌的研究:供犠、肉売りを担う人々の日常実践を通して」
- 13:00~13:30 澤野美智子(神戸大学・博士)
「「オモニ」を通して見る韓国の家族:乳がん患者の事例から」
- 13:30~14:00 深川宏樹(京都大学・博士)
「争いと身体観に関する人類学的研究:ニューギニア高地における仲裁と村落裁判」
- 14:00~14:30 比嘉理麻(京都大学・博士)
「産業社会における人と動物の関係:沖縄におけるブタへの嫌悪と肉への嗜好性」
- 14:30~15:00 大石高典(京都大学・博士)
「カメルーン東南部における農耕民=狩猟採集民関係:市場経済浸透下のエスニック・バウンダリーの動態」
- 15:30~16:00 西垣有(大阪大学・博士)
「ポスト社会主義の都市と〈都市的なるもの〉:モンゴル、ウランバートル市における人類学的問題」
- 16:00~16:30 稲角暢(京都大学・修士)
「ケニアの牧畜民ポコットによる放牧管理の変容:定住化と家畜の自律的行動に着目して」
- 16:30~17:00 中村沙絵(京都大学・博士)
「スリランカのヴァディヒティ・ニヴァーサ(高齢者の家):施設における老いと扶養に関する人類学的研究」
- 17:00~17:30 三阪夕芽子(関西学院大学・修士)
「「貧者の宗教」を超えて:ナイロビにおけるペンテコステ派教会を事例に」
- 2012年度博士論文・修士論文発表会
日時: 2013年3月30日(土) 10:00~17:30
会場: 国立民族学博物館 第4セミナー室および第5セミナー室
- 第4セミナー室
- 10:00~10:30 高垣雅緒(京都大学・修士) 「トランスセクシュアルの臨床人類学的研究」
- 10:30~11:00 松嶋健(京都大学・博士) 「現実のユートピア―イタリアにおける精神医療の生態学的転回と制度化」
- 11:00~11:30 長岡慶(京都大学・修士) 「現代ヒマラヤ社会におけるチベット医学の実践と生活の変容」
- 11:30~12:00 平野智佳子(神戸大学・修士) 「北部アボリジニ社会における「先住民」と『非先住民』―『問題飲酒』の事例を通して」
- 13:00~13:30 佐野文哉(京都大学・修士) 「ろうあ者の差異・境界・コミュニケーション―手話サークルの参与観察から」
- 13:30~14:00
戸田美佳子(京都大学・博士) 「カメルーンにおける障害者の社会性―生業とケアの実践に関する人類学的研究」
- 14:00~14:30 山口隆子(神戸大学・博士) 「ホームステイの人類学的研究―ホームステイ組織 The Experiment in International Livingの形成と展開」
- 14:30~15:00 岡部真由美(総合研究大学院大学・博士) 「現代タイ社会における開発と僧侶―僧侶による社会貢献とネットワーク形成に焦点をあてて」
- 15:30~16:00 比嘉夏子(京都大学・博士) 「相互行為から生成する経済―トンガ王国村落における贈与とふるまいの民族誌」
- 16:00~16:30 川本直美(京都大学・修士) 「現代メキシコ西部村落におけるカルゴ・システムと教会の関係」
- 16:30~17:00 早川真悠(大阪大学・博士) 「ハイパー・インフレーションの人類学的研究―2008年ジンバブエにおける多元的貨幣現象」
- 第5セミナー室
- 10:00~10:30 康陽球(京都大学・修士) 「在日コリアン男性と日本人女性の結婚―関西在住16人のライフストーリーの分析から」
- 10:30~11:00 吉田佳世 「婚姻女性の相互行為からみる現代沖縄の祖先崇拝―伝統と近代を超克する新しい祖先崇拝の担い方」(首都大学東京・博士)
- 11:00~11:30 加藤裕美(京都大学・博士) 「マレーシア・サラワクにおける狩猟採集民社会の変化と持続―シハンの事例研究」
- 11:30~12:00 波佐間逸博(京都大学・博士) 「北東ウガンダ東ナイロート社会における牧畜家畜と人間の共生的関係に関する研究」
- 13:00~13:30 渡辺文(京都大学・博士) 「オセアニア芸術のうまれるとき:アートの集合性をめぐる人類学的研究」
- 13:30~14:00 隅杏奈(神戸大学・修士) 「アイヌ文化の表象と実践―白老町における文化活動を事例として」
- 14:00~14:30 吉田ゆか子(筑波大学・博士) 「バリ島仮面舞踊劇トペンの人類学的研究―名人芸からネクサスへ」
- 14:30~15:00 宮脇千絵(総合研究大学院大学・博士) 「変化しつづける装い―中国雲南省文山モンの自己と他者をめぐる人類学的服飾研究」
- 15:30~16:00 中岡志保(広島大学・博士) 「芸者の民族誌的研究―東京の花柳界を事例として」
- 16:00~16:30 伊東未来(大阪大学・博士) 「多民族都市ジェンネの人類学的研究」
- 16:30~17:00 青力华(奈良女子大学・修士) 「内モンゴルのホルチン地方におけるシャマニズムの研究」
- 17:00~17:30 小西賢吾(京都大学・博士) 「改革開放後中国のチベット社会における宗教の復興と存続に関する文化人類学的研究―四川省のボン教僧院を事例に」
- 2011年度第3回 「現代フランス人類学のはじまりと社会主義」 2012年03月29日(木)
協力: モース研究会
- 報告1 フレデリック・ケック「レヴィ=ブリュルとジョレス」
- 報告2 渡辺公三「モース『贈与論』の歴史的文脈」
- 2011年度第2回 修士論文発表会 2012年3月17日(土)
- 南佳枝「アフリカ農村女性の生活用具とその利用—エチオピア西南部アリの台所用具に注目して」
- 近藤有希子「紛争後ルワンダにおける「家族」の再編過程に関する研究」
- 前川護之「南アフリカの地方都市及びその周辺地域におけるテレコミュニケーション様式の特性—ポートセントジョーンズ市における事例研究」
- 桐越仁美「ニジェール中南部サヘル地域における環境変動と農耕民ハウサの樹木利用」
- 楠和樹「東アフリカ牧畜社会における家畜の市場売買—ケニア北東州のソマリを事例に」
- 関健次郎「マダガスカル中央高地におけるクーバの製造と販売に関する人類学的研究」
- 吉澤あすな「南部フィリピンにおけるムスリム−クリスチャン関係の歴史と言説—インターマリッジの理解に向けて」
- 中村昇平「エスニシティの生成と変容に関する社会学的研究—インドネシアにおけるブタウィ・エスニシティの変遷」
- 片雪蘭「「真のチベット」をめぐるコンフリクト」
- 梁説「梁民基の眼—断絶と周縁の世界から見い出した民衆的普遍性」
- 秦玲子「マオリのタトゥー、モコの復興—彫り師たちの語りと実践をめぐって」
- 中屋敷千尋「北インド・チベット系社会における選挙の人類学的研究」
- 古川不可知「ネパール東部、ヒマラヤ南麓地域における観光とアイデンティティ—〈シェルパ〉をめぐるまなざしとミメーシス」
- 鈴木亜望「フェアトレードの『フェア』概念—バングラデシュ民族誌からみる人々の規範との比較」
- 鈴木和歌奈「iPS細胞をめぐる期待の研究」
- 森下翔「科学的「安定性」を生きる——測地学者の民族誌」
- 松本篤「メディア実践のイノベーション—現代日本における住民参加型・映像アーカイブプロジェクトのデザイン民族誌」
- 伊藤康貴「「ひきこもり」の当事者における親密性について—カテゴリーを流用するという実践」
- 任哉玩「韓国の孝教育における国民文化の再生産—韓国ソウルデリム小学校の孝教育を事例に」
- 清水友貴恵「アルビノ襲撃事件の社会学的研究」
- 江原等子「閾を生きる—南インド、チェンナイの第三ジェンダーの人々をめぐって」
- 2011年度第1回 博士論文発表会 2011年7月24日(日)
- 木曽恵子 「東北タイ農村女性のライフコースにおける「仕事」の再編: 移動労働と住民組織の活動を通して」
- 成定洋子 “Negotiating Gender Equality at Daily Work: An Ethnography of a Public Women's Organisation in Okinawa, Japan”
- 有薗真代 「国立ハンセン病療養所における集合的実践−政治的実践・文化的実践・生活実践を事例として」
- 冨田敬大 「モンゴル牧畜社会の土地利用と社会変化—ポスト社会主義期の土地・家畜・人の関係—」
- 久保忠行 「難民キャンプの人類学—タイ・ビルマ国境のカレンニー難民の難民性—」
- 増田和也 「森林をめぐる領有性の生成と重層的展開についての研究—スマトラ、プタランガン社会における森林開発—」
- 大野哲也 「冒険的な旅から冒険的な生き方へ—アジアにおける日本人バックパッカーの『自分らしさ』の軌跡から—」
- 石本雄大 「ブルキナファソの半乾燥地域における生計維持システムの研究—旱魃や虫害への適応および対処行動に関する統合的分析—」
- 鷲尾惟子 「中国新疆・ウイグル人の民間芸能をめぐる多様性と変化に関する民族音楽学的研究」
- 鈴木晋介 「スリランカにおけるエステート・タミルのアイデンティティと『ジャーティヤ』をめぐる人類学的研究」
- 2010年度第4回 修士論文発表会 2011年3月19日(土)
- ササード・ディラン(大阪大学大学院人間科学研究科) "DevelopmentmonksandNGOs(開発僧とNGO)"
- モリ・カイネイ(立命館大学大学院先端総合学術研究科) 「宣教する『華人系プロテスタント教会』—『宣教地』日本の事例を通して」
- 有本尚央(京都大学大学院文学研究科) 「岸和田だんじり祭の文化社会学的研究—祭礼組織の構造と『地域社会』というメディア」
- 飯塚真弓(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「ヒンドゥー寺院司祭集団にみる神々の世界・浄不浄・ジェンダー」
- 高田和磨(京都文教大学大学院文化人類学研究科) 「同性愛者のパートナーシップと家族観」
- 萩原卓也(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「女子プロレスのスポーツ人類学的研究—レスラーの痛みの経験とジェンダー」
- 岩田京子(立命館大学大学院先端総合学術研究科) 「1920〜1930年代の京都における風致言説をめぐる『せめぎあい』」
- 瀬戸徐映里奈(京都大学大学院人間環境学研究科) 「在日ベトナム系住民の生活における『食の確保戦略』—兵庫県姫路市を事例として」
- 今中亮介(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「マリ農村部における子どものアソシエーションに関する研究」
- 野口真理子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「エチオピア西南部における高齢者の日常的実践としてのケア」
- 嶺崎由美子(京都大学大学院人間環境学研究科) 「バースコントロールの受容と実践」
- 井上航(京都市立芸術大学大学院音楽研究科) 「身体に感じられる霊的なもの—トランスを記述すること、癒しを問うこと」
- 山口亮太(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「不運に向き合う方法—カメルーン東部州、バクエレの妖術と病」
- 萩原卓也(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「『真の治療師』をめぐる闘い—都市治療師の事例から」
- 平田生子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「インドネシア・ジャカルタにおけるバタック人の社会組織とネットワーク」
- 佃麻美(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「中央アンデス高地のアルパカ牧畜における実践と生計戦略」
- 小林孝通(神戸大学大学院国際文化学研究科) 「映像の異文化表象における人類学的研究—トロブリアンドのクラ交易をめぐって」
- 2010年度第3回 シンポジウム「ともに生きる地域(まち)づくり—現場から多文化共生を考える」 2010年12月5日(日)
共催: 京都文教大学人間学部文化人類学科、地域公共人材大学連携事業
後援: 京都府、京都市、宇治市、国立民族学博物館、NPO法人 宇治大好きネット、NPO法人 まちづくりねっと・うじ、宇治国際交流クラブ
基調講演
- 冒頭挨拶 柏岡富英(京都文教大学人間学部教授、学部長)
- 趣旨説明 松田凡(京都文教大学人間学部教授、文化人類学科長)
- 基調講演 池上重弘(静岡文化芸術大学文化政策学部教授) 「社会のユニバーサルデザインとしての多文化共生」
事例報告
- 奈倉京子(京都文教大学人間学部教務補佐) 「異文化に生きる住民との共生について考える—京都府営団地自治会の取り組みをめぐって」
- 重野亜久里(NPO法人 多文化共生センターきょうと代表) 「医療通訳をはじめとする取り組み」
- 野上恵美(神戸大学大学院国際文化学研究科博士後期課程) 「ケミカルシューズ工場の現場から多文化状況を考える」
- 陳天璽(国立民族学博物館先端人類科学研究部准教授) 「中華街から見た日本の現在、過去、未来」
パネルディスカッション
- コーディネーター: 池上重弘
- パネリスト: 岡田浩樹(神戸大学大学院国際文化学研究科教授)、重野亜久里、杉本星子(京都文教大学人間学部教授)、高橋昭二(京都市総合企画局国際課推進室交流推進担当課長)、陳天璽 (五十音順)
- 総合司会: 佐藤和久(京都文教大学人間学部准教授)
- 2010年度第2回 2010年11月12日(金)
- フレデリック・ケック(Frederick Keck) 「レヴィ=ストロース以後の人類学」
- 2010年度第1回 博士論文発表会 2010年7月3日(土)
- 織田雪世 「アフリカ都市部におけるジェンダーと女性の経済活動—ガーナの首都アクラにおける美容師業の展開から」
- 荒木康代 「商家における女主人の経営社会学的研究—昭和前期における大阪船場の商家を事例に」
- 小川さやか 「アフリカ都市零細商人の商慣行に関する人類学的研究」
- 小島敬裕 「中国雲南省における徳宏タイ族の宗教と社会—国境地域の仏教徒の実践をめぐって」
- 遠藤聡子 「ブルキナファソにおけるパーニュを用いた女性衣装の特質と成立の背景」
- 藤本透子 「カザフスタンにおける儀礼の再活性化の人類学的研究」
- 宋基燦 「『主体』としてのマイノリティーのアイデンティティ・マネジメント—朝鮮学校の民族教育を通して見たアイデンティティの新しい可能性」
- 岩佐光広 「生の型、死の構えラオス低地農村部における終末期ケアの民族誌からのバイオエシックス再考」
- 山田香織 「フェラインの民族誌——ドイツ・バイエルン州のローカルアソシエーション」
- 中本剛二「現代医療のエスノグラフィー—医療・文化をめぐる関係性」
- 2009年度第5回近畿地区研究懇談会 2009年度近畿地区修士論文発表会 2010年3月14日(日)
- 村中英一郎(大阪大学大学院人間科学研究科基礎人間科学講座人間科学専攻) 「多民族国家ロシア連邦における言語政策—ソ連時代から現代まで」
- 上脇文夫(京都文教大学大学院文化人類学研究科) 「多言語社会シンガポールにおける多重メディア環境を廻る日本産マンガ・アニメ」
- デブナール・ミロシュ(京都大学大学院文学研究科) 「 グローバル化時代とニューカマー在日外国人の生活戦略—在日チェコ人とスロバキア人の事例からみる移住パターンの多様化」
- 朴沙羅(京都大学文学研究科) 「在日朝鮮人形成に関する歴史社会学的研究」
- 安井大輔(京都大学大学院文学研究科) 「文化接触領域の食をめぐる比較社会学的研究—横浜市鶴見区のエスニックフードビジネス」
- 片山俊宏(京都文教大学大学院文化人類学研究科) 「茶道における「正坐」の文化人類学的考察—茶道は何故『正坐』から離れられないのか」
- 松田有紀子(立命館大学先端総合学術研究科) 「祇園の近代的花街への転換と八坂女紅場—土地所有からみる『祇園らしさ』の生成」
- 今井裕美(京都文教大学大学院人間学部文化人類学研究科) 「ジャニーズコスプレとジェンダー・パフォーマンス」
- 金セッピョル(甲南大学大学院・人文科学研究科) 「日本における墓と葬送儀礼の変容—自然葬選択者たちのライフヒストリー調査を中心に」
- 鷲尾崇(大阪大学大学院人間科学研究科) 「生物資源探査の人類学—ボルネオ島中部の抗ガン植物をめぐる一考察」
- 傲登(関西学院大学社会学部社会学研究科) 「生態移民政策の展開と牧畜民の生活変容—内モンゴル自治区アラシャン盟の事例より」
- 井戸雄大(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「ジンバブウェ再入植地域における土地拡大過程と地域コミュニティーに関する研究」
- 田中利和(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「アフリカ在来有畜農業の可能性—エチオピア高地におけるオロモの人々の牛耕に着目して」
- 神代ちひろ(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「ブルキナ・ファソ農村における女性の住民組織に関する研究」
- 小田なら(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「ベトナム近現代史における『伝統医学』」
- 朴眞煥(京都大学大学院人間・環境学研究科共生文明学専攻) 「徴兵拒否運動の人類学的研究—韓国、『戦争のない世の中』の事例から」
- 黒田さくら(大谷大学大学院文学研究科) 「ハーレム黒人ペンテコステ派教会の民族誌—リズムを中心とした身体的コミュニケーションに注目して」
- 2009年度第4回 「世界の捕鯨」 2010年2月13日(土)
- 櫻井敬人(太地町立くじらの博物館) 「世界の捕鯨」 (日本語・英語)
- Jan Erik Ringstad (Sandefjord Whaling Museum, Norway) "Sandefjord and the Whaling Industry" (英語)
- Stuart M. Frank (New Bedford Whaling Museum, USA) "Treasures of the Kendall Collection and the New Bedford Whaling Museum"(英語)
- 総合討論 (英語・日本語) 司会: 岸上伸啓(国立民族学博物館)
- 2009年度第3回 国際シンポジウム「21世紀の人類学と民族学博物館」 2009年12月7日(月)〜8日(火)
- 12月7日 「21世紀の人類学」 10:30〜17:00 京都大学芝蘭会館稲盛ホール 英語、同時通訳あり
- キーノート・スピーチ: モーリス・ゴドリエ(フランス社会科学高等研究院教授) 「人類学は今日かつてなく重要になっている」
- 関根康正(日本女子大学教授) 「ストリートの人類学に向けて—再帰的近代におけるストリート現象」
- 春日直樹(大阪大学教授) 「人間—自然の科学へ向けて」
- 竹沢尚一郎(国立民族学博物館教授) 「人類学・博物館・見ること—表象の問題」
- 司会: 末原達郎(京都大学教授)
- 12月8日 「21世紀の民族学博物館」 13:30〜17:30 国立民族学博物館第4セミナー室 英語、通訳なし
- モーリス・ゴドリエ 「ケブランリー美術館での私の経験」
- ボリス・ワスチオ(ジュネーブ民族誌博物館館長) 「多くの声の博物館—ジュネーブ博物館の展示計画における多様性と相補性」
- ポール・ファベール(トロッペン博物館主任学芸員) 「アフリカを表象する—トロッペン博物館の視点から」
- 吉田憲司(国立民族学博物館教授) 「民族誌展示の現在2009」
- 司会: 川口幸也(国立民族学博物館准教授)
- 2009年度第2回 まちづくりシンポジウム「地域(まち)づくりのデザイン—市民・大学・行政『協働のまちづくり』をめざして」
2009年10月3日(土)
- 第1部 活動報告
- 京都文教大学、NPI法人まちづくりねっと・うじ、NPO法人やましろ里山の会、EVO&revo、禅定寺子育てネット
- 第2部 パネルディスカッション
- コーディネーター: 小林隆(東海大学政治経済学部准教授)
- パネラー: 深尾昌峰(きょうとNPOセンター常務理事)、松田凡(京都文教大学文化人類学科長)、日野真代(まちづくりねっと・うじ副理事長)、山本勇人(京都府山城広域振興局)
- 総合司会: 杉本星子(京都文教大学教授)
- 2009年度第1回 博士論文発表会 2009年6月27日(土)
- 佐川徹(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科研究員)「東アフリカ牧畜社会における戦争と平和の動態—エチオピア西南部ダサネッチの民族間関係」
- 古谷伸子(大谷大学任期制助教) 「北タイ民間治療師(モー・ムアン)の民族誌—治療師‐クライアント関係の変容を中心に」
- 松浦直毅(京都大学大学院理学研究科動物学教室人類進化論研究室) 「ガボン南部バボンゴ・ピグミーの社会変容と民族関係に関する人類学的研究」
- 小杉麻李亜(日本学術振興会特別研究員) 「イスラームの聖典クルアーンの人類学的研究—テクスト性と口誦性を統合する文化装置論的アプローチから」
- 小池郁子(京都大学人文科学研究所助教) 「西アフリカ、ヨルバの神々をもとめて—アフリカ系アメリカ人のオリシャ崇拝運動」
- 山本達也(国立民族学博物館外来研究員) 「伝統/現代を生きるディアスポラ—北インド・ダラムサラのチベット難民舞踊集団TIPAを事例に」
- 松尾瑞穂(日本学術振興会特別研究員) 「インド農村社会における不妊経験の人類学的研究」
- 宮本万里(京都大学 東南アジア研究所研究員) 「現代ブータンの国民像をめぐる文化の政治—環境にやさしい勤勉な身体へむけて」
- 倉田誠(神戸大学大学院国際文化学研究科) 「サモア社会の病気をめぐる医療人類学的研究─地域社会における病気経験の解釈と操作」
- 奈倉京子(京都文教大学文化人類学科実習職員) 「中国広東における帰国華僑の多元的コミュニティと文化適応に関する人類学的研究」
- 鍋倉聰(滋賀大学) 「シンガポールにおける『多人種主義』と公共住宅団地に関する研究—総団地化社会における『人種』の統制と差異化」
- 加藤敦典(日本学術振興会特別研究員) 「統治のモラルの民族誌—『自主管理』の時代を生きる中部ベトナム村落住民」
- 滝奈々子(国立民族学博物館外来研究員) 「ケクチ・マヤ(グアテマラ高地)の祭礼音楽における民族誌的研究—音と身体のコスモロジー」
- 2008年度修士論文発表会 2008年3月28日(土)
- 泉直亮(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「よい繁殖メス牛とは何か—北上山地北部における短角牛農家の実践と品種改良政策との対比を事例として」
- 藤井真一(大阪大学大学院人間科学研究科) 「平和をめぐる『伝統』と『近代』の相克
- 澤野美智子(ソウル大学人類学科) 「時間構成の伝統と近代—全羅北道淳昌郡虎渓里の事例」
- 下條尚志(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「サイゴン政権による領域国家形成—ベトナム中部高原における土地支配と山地民」
- 石坂周二(神戸大学大学院総合人間科学研究科) 「インドネシアにおける大学生の恋愛と性をめぐる葛藤—イスラーム復興時代を生きるエリートたち」
- 川勝吉晃(京都文教大学大学院人間学部文化人類学研究科) 「空間と語りの変遷—都市伝説から見た社会の在り方の変化」
- 権允義(大阪大学大学院人間科学研究科) 「グリーン・ツーリズムをめぐるホストとゲストの意味の競合—高知県D集落の事例を中心に」
- 飯田玲子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「インド・マハーラーシュトラ州におけるタマーシャー劇の現代的変容—民俗芸能から公共文化へ」
- 木原弘恵(関西学院大学大学院社会学研究科) 「地域生活と文化の継承をめぐる実践—岡山県笠岡市白石島の白石踊を支えるシステムを事例として」
- 高田佳奈(神戸大学大学院総合人間科学研究科) 「『プリミティヴ・アート』再考—美術史と人類学の文脈において」
- 武田龍樹(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「俗人篤信家の仏教実践と社会関係—カンボジア東部村落部を事例に』
- 2008年度第3回 国立民族学博物館機関研究共催国際ワークショップ 「東アジアの村落社会が見た『近代』—地域の有力者層への着目から」 2008年3月22日(日)
- 司会 川村清志(札幌大学)
- 御挨拶 松園万亀雄(国立民族学博物館)・開会辞 太田心平(国立民族学博物館)
- 川口幸大(国立民族学博物館) 「近代化のなかの在郷有力者の交代—郷紳の没落、土豪の台頭」
- 周建新(中国・赣南師範学院) 「社会転換期における江西萍郷の地方エリートと近代化—文延式の事例より」
- コメント 上田信(立教大学)
- 太田心平(国立民族学博物館) 「女性化した男性たち—ソウル近郊の士族女性たちが見た近代の村落秩序とエリート像」
- 安勝澤(韓国・全北大学) 「解放前後の韓国農村における『自家農業』の倫理学—協働から単身労働への離脱を可能にした共同体原理と新しい労働エリート」
- 張基善(東北大学大学院) 「明治期の戸籍制と医師」
- コメント 岡田浩樹(神戸大学大学院)、佐々木史郎(国立民族学博物館)
- 質疑応答 総合討論、閉会辞 川口幸大(国立民族学博物館)
- 2008年度第2回 「初等・中等育現場の文化人類学—社会科教育におけるフィールドワークと異文化理解」 2008年11月21日(金)
- 糸井登(莵道第二小学校教員) 「フィールドワークを活用した授業—宇治の新しいお土産を考えよう」
- 斉藤清嗣(京都府立桃山高校学校地理担当教員) 「高等学校地理における、実物教材を用いた指導事例(文化分野)について」
- コメンテーター: 杉本良男(国立民族学博物館教授)
- 司会: 松田凡(京都文教大学教授)
- 2008年度第1回 博士論文発表会 2008年6月21日(土)
- 小谷幸子(国立民族学博物館外来研究員) 「在米コリアンのサンフランシスコ日本町—マルチカルチャーのエスニックタウン」(総合研究大学院大学文化科学研究科)
- 安成浩(神戸大学学術推進研究員) 「朝鮮族村落の『生成』と『解体』—グローバル化の中の朝鮮族の動態」(神戸大学大学院総合人間科学研究科)
- 李雯文(京都文教大学)「重層的社会空間としてのカトリック村—中国陝西省におけるカトリック村落についての文化人類学的研究」(京都大学大学院人間・環境学研究科)
- 長沼さやか(国立民族学博物館外来研究員) 「水上人と呼ばれる人々—広東珠江デルタの漢族エスニシティとその変容」(総合研究大学院大学文化科学研究科)
- 藤井美穂(京都大学地域研究統合情報センター研究員) 「フィリピン・ココヤシ栽培農村における社会形成過程—ラグナ州の事例研究」(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
- 村上優子(京都文教大学人間学部文化人類学科教務補佐) 「オーストラリアコプト人の宗教的実践と理念」(大阪大学大学院人間科学研究科)
- 丸山淳子(京都大学院アジア・アフリカ地域研究研究
- 中王子聖(京都大学大学院人間・環境学研究科研修員)「ひらいた傷—ピノチェト軍政による行方不明者を抱えた家族達の心像」(京都大学大学院人間・環境学研究科)
- 中村香子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「ケニア・サンブル社会における年齢体系の変容動態に関する研究—青年期にみられる集団性とその個人化に注目して」(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
- 中谷純江(大阪大学非常勤講師) 「インド・ラージャスターン農村における『近代化』—生産資源と人との関係性の変化」(金沢大学大学院人間社会環境研究科)
- 石坂晋哉(立命館アジア太平洋大学非常勤講師) 「現代インドのガーンディー主義と環境運動—スンダルラール・バフグナーの思想と実践を中心に」(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
- 中井信介(国立民族学博物館外来研究員) 「タイ北部におけるモン族の豚飼養に関する環境人類学的研究」(総合研究大学院大学先導科学研究科)
- 加藤眞理子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「東北タイ農村女性の実践宗教と社会変容—<声の実践>の動態」(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
- 黄蘊(北陸大学) 「華人教団徳教の人類学的研究—マレーシアにおける移民と宗教のダイナミズム」(大阪大学大学院人間科学研究科)
- ティナ・ペネワ(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「現代日本における食肉文化と『和牛』という『創られた伝統』—近江牛の生産と消費についての研究」(京都大学大学院人間・環境学研究科)
- 修士論文発表会 2008年3月29日(土)
- 片山祐美子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「ガンビア川中流域における農業と社会関係—土地、労働、食生活の観点から」
- 山野香織(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「プロテスタント系キリスト教化に伴う飲酒空間の変容—エチオピア西南部コンタ特別郡の事例から」
- 鈴木智子(京都文教大学大学院文化人類学研究科) 「結婚式に演出される人間関係—ハウスウエディングからのアプローチ」
- 吉津佑紀(大阪大学大学院人間科学研究科) 「ヴィクトリアの英国性—まなざしの歴史的変遷にかかわる一考察」
- 岩田剛(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「インドネシア・ブギス—マカッサル社会における『恥−名誉』の概念に関する再検討」
- 中谷和人(京都大学人間・環境学研究科) 「障害をもつ人びとの『芸術/アート』はいかに語りうるのか—施設における創作・活動の現場から」
- 趙芙蓉(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「『ほんもの』と『にせもの』という言説の間で生きるシャマン—中国内モンゴルのホルチン地方の事例より」松崎遼子(大阪大学大学院人間科学研究科) 「迷信から伝統へ—韓国巫俗の文化的価値付けをめぐる人々の実践」
- 原子壮太(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「南部タンザニア、ベナ・マンガのの僻村における自給的な焼畑稲作の特性—多様な栽培品種の機能的、社会的特質に着目して」
- 宮田寛章(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「庭畑の潜在力—エチオピア西南部高地における根栽作物を中心とする農耕」
- 中村哲也(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「ザンビア南部丘陵地における農耕民トンガの生業に関する研究」
- 冨田敬大(立命館大学大学院先端総合学術研究科) 「市場経済化後のモンゴル牧畜社会に関する人類学的研究—地方社会の土地利用を中心に」
- 長谷川悟郎(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「伝統染織布の今日的展開—マレーシア・サラワク州イバンにおけるプア・クンブの社会・文化的諸側面」
- 山本文子(大阪大学大学院人間科学研究科) 「信念を研究対象にする際に生じる問題群の素描—ビルマにおけるナッ信仰の人類学的研究への新たな視座の獲得に向けて」
- 「経済人類学の新基軸—『社会に埋め込まれた経済』から問いなおす」 2007年12月15日(土)
- 森田敦郎(東京大学大学院総合文化研究科) 「実践への埋め込みから集合性の組み立てへ:アカウンタビリティ、装置と経済化のプロセス」
- 深田淳太郎(一橋大学大学院社会学研究科) 「経済としての儀礼とそうではないものとしての商売:貝貨の使い分けに見る交換実践の区切りと交換カテゴリーの生成」
- 山崎吾郎(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター/日本学術振興会特別研究員) 「擬制としての贈与:臓器移植医療における人体の経済」
- 「世界の人類学(2)」 2007年7月7日(土)
- 司会: 小泉潤二(大阪大学人間科学研究科)
- 米山リサ(カリフォルニア大サンジエゴ校) 「北米の人類学と文化研究—文化戦争の視点から」
- 田辺明生(京都大学人文科学研究所) 「サバルタン研究と人類学」
- 森明子(国立民族学博物館) 「ドイツ民俗学と文化人類学」
- 大野あき子(オーストラリア国立大学大学院) 「<マルチカルチュラル>オーストラリアにおける人類学の動向—二大潮流としてのアボリジニ・メラネシア研究と、近年の『ホーム』研究の攻勢をめぐって」
- コーディネーター: 竹沢尚一郎(国立民族学博物館)
- 2年前に「世界の人類学(1)」を実施しましたが、今回は各国の人類学と隣接諸科学との関係に焦点をあてて、パート2を開催します。各国で、人類学がどのように他の諸分野との差異化を図りながら、自己の課題と理論をつくりだしているのか。それを考えていく予定です。それにより、人類学が対社会・対諸学問分野との関係で、何ができるのか、何ができないのかを明らかにしていきたいと考えます(文責:竹沢尚一郎)。
- 博士論文報告会 2007年6月30日(土)
- 村田晶子(国立民族学博物館外来研究員) 「フィジーにおける植民地主義とインド系移民社会—砂糖キビ栽培地域の村落社会における文化の動態」
- 中原聖乃(中京大学非常勤講師) 「被爆補償金をめぐる戦略—マーシャル諸島ロンゲラップ環礁の事例から」
- 中村平(大阪大学大学院) 「到来する暴力の記憶の分有—台湾先住民族タイヤルと日本における脱植民化の民族誌記述」
- 木村自(大阪大学人間科学研究科招聘研究員) 「雲南回民の移住とトランスナショナリズムに関する文化人類学的研究」
- 林 耕次(国立民族学博物館外来研究員) 「カメルーン南東部におけるバカ・ピグミーの狩猟活動に関する生態人類学的研究」
- 太田心平(大阪大学大学院) 「韓国における現代政治史認識に関する人類学的研究—物語の統合と内破、そしてその先へ」
- 南出和余(京都大学地域研究統合情報センター) 「『子ども域』の文化人類学的研究—バングラデシュ農村社会の子ども」
- 加瀬澤雅人(国立民族学博物館外来研究員) 「現代インドの民族医療—グローバル状況におけるアーユルヴェーダの変容」
- 田辺明生(京都大学) "Cultural Politics of Ethics in Everyday Practice: Caste, Local Society and Vernacular Democracy in Orissa, India(日常実践における倫理の文化政治学—インド・オリッサにおけるカースト、地域社会、ヴァナキュラー・デモクラシー)"
- 細田尚美(京都大学地域研究統合情報センター) 「フィリピン・サマール島からの向都移動とその社会文化的側面に関する考察」
- 錦田愛子(国立民族学博物館外来研究員) 「ヨルダンのパレスチナ系住民にみられる交流ネットワークと帰属意識」
- 飯国有佳子(国立民族学博物館外来研究員) 「上ビルマ村落における宗教とジェンダーに関する人類学的研究」
- 修士論文発表会 2007年3月18日(日)
セッションA
- 岩間春芽(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「ネパールにおける貧困—援助機関の言説と人類学からの批判」
- 唐澤佑子(大阪大学大学院・人間科学研究科) 「ジプシー・アイデンティティの構築と動態に関する人類学的研究」
- 多田晃子(京都文教大学大学院・文化人類学研究科) 「腐女子コミュニティにおけるインターネットコミュニケーション—『共有』概念形成の場から」
- 山内熱人(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「帰郷移民を生み出し、支える村の人間関係—メキシコ、オアハカ州のサポテコ人村落の事例から」
- 二宮健一(神戸大学大学院総合人間科学研究科) 「ペンテコステ派教会に通うジャマイカ人男性にみるキリスト教イデオロギーの戦術的解読—マスキュ リニティ研究における二分法的価値 体系モデルの再検討」
- 河西瑛里子(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「スピリチュアルな日常を生きる—英国グラストンベリーにおけるヒーリング実践と女神運動を事例 に」
- 谷本圭(京都文教大学大学院・文化人類学研究科) 「現代の歩き遍路者の諸相—苦しみに向かう旅人たち」
- 阪本真奈美(京都文教大学大学院・文化人類学研究科) 「地域から生まれる『妖怪力』—臼杵妖怪共存地区管理委員会臼杵ミワリークラブを事例として 」
セッションB
- 神本秀爾(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「『文化を担う人々』の葛藤—エチオピア・アフリカ国際会議派ラスタファリアンの生業の変化」
- 成澤徳子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科科) 「ザンビア・トンガ農村社会における女性の生業活動の多様化—協働的活動と個人的活 動との関連性のなかで」
- 松浦志奈乃(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「タンザニア、北パレ地域における土器生産に関する社会経済的研究—女性グループUKU を事例に」
- 登久希子(大阪大学大学院人間科学研究科」) 「『オルタナティヴ・スペース』の人類学的考察—ニューヨーク、フランクリン・ファーネイスの軌跡」
- 榊原寛(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「ザンジバルドアのデザインにみる文化の生成と変容」
- 福西加代子(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「呉市大和ミュージアムの人類学的研究—博物館に関わる人々の意見や活動を通して」
- 前川真裕子(神戸大学大学院総合人間科学研究科) 「近代の視座とマルティカルチュラル・オリエンタリズム」
- 池田篤史(京都大学大学院人間・環境学研究科科) 「芸能としての音楽実践—ニュージーランド・マオリ、ローカルなカパハカを事例に」
- 2006年12月22日(金)
- 真島一郎(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所) 「中間集団とトランスナショナリティ—《社会・体・倫理》の忘却にまつわる人類学史から」
- シンポジウム「米山学の現在的可能性」 2006年7月8日(土)
趣旨説明 松田素二(京都大学)
話題提供
- 鵜飼正樹(京都文教大学) 「飛び込み型フィールドワークの可能性」
- 小林多寿子(日本女子大学) 「ひと、ひとと会う—ライフヒストリー法の地平」
- 鵜飼正樹(京都文教大学) 「米山学とザイール研究」
- 梶茂樹(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
「米山学とザイール研究」
- 嘉田由紀子(京都精華大学) 「日本のむらの見方、聞き方、語り方」
- 修士論文発表会 2006年3月18日(土)
- 工藤藍子(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「山林資源利用にみるテリトリー性─山形県西置賜郡小国町小玉川地区を事例として」
- 加藤裕美(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「熱帯雨林における定住狩猟採集民の生計戦略─ボルネオ・シハン社会における食物資源の獲得と消費」
- 錦織承平(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「奄美大島南部・潜水追込網漁─集団がつくりだす漁撈技術を考える」
- 安田章人(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「カメルーン北部州ベヌエ国立公園地区における自然保護計画と地域住民の関係─スポーツハンティングにおける依存と対立」
- 村川淳(京都大学農学研究科) 「近代法下における伝統的生活とその権利主張に関する一考察─ペルー・ティティカカ湖の先住民共同体「ウロス・チュジュニ」を事例として」
- 高橋隆太(京都大学大学院 アジア・アフリカ地域研究研究科) 「セネガルにおける農業開発と農村社会─セネガル河下流域、T村を事例として」
- 大橋美晴(大阪大学大学院人間科学研究科) 「ボリビア近代国家建設における国民教育の普及と先住民形成─19世紀後半から20世紀前半にかけての国と地方先住民の動きから」
- 久保忠行(神戸大学大学院総合人間科学研究科) 「「難民」としてのアイデンティティ─タイのカレンニー難民に関する人類学的研究」
- 窪田暁(神戸大学大学院総合人間科学研究科) 「神話化される野球成功物語─再生産され続けるドミニカ共和国からの野球移民」
- 渡辺文(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「「芸術家」のうまれるとき─フィジー、オセアニア・センターの現代芸術活動を事例に」
- 池田瑞恵(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「「性」を変える─現代日本における性同一性障害モデルの普及とトランスジェンダーの経験」
- 徐玉子(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「忘れ去られた女たち─韓国京畿道における米兵相手の売春女性をめぐって」
- 陳暢(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「マイノリティの言語使用と儀礼実践にみるエスニシティー─中国雲南省シーサンバンナのアカ族の集落を事例に」
- 大野哲也(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「「自分探し」の旅という神話を超えて─アジアにおける日本人バックパッカーの調査から」
- 伊東未来(大阪大学大学院人間科学研究科) 「西アフリカの泥染め布・ボゴランの近代化─マリ共和国における布を通じた「われわれの文化」形成」
- 小杉麻李亜(立命館大学大学院先端総合学術研究科) 「イスラームの祈り─プラチックとしてのクルアーンをめぐる人類学的研究」
- 「教育におけるフィールドワーク ——社会調査士資格をめぐって——」 2005年12月9日
- 鏡味治也(金沢大学文学部) 「フィールドワーク教育と社会調査士資格」
- 芹沢知広(奈良大学社会学部) 「奈良大学における社会調査士と社会調査実習について」
- コメンテーター: 鵜飼正樹(京都文教大学人間学部文化人類学科)
- 「人類学はなにをめざすのか」 2005年10月29日
【司会】 小泉潤二(大阪大学/日本文化人類学会国際連携委員長)
【発表者】
- 桑山敬己(北海道大学)「アメリカの人類学から何を学ぶか」
- 名和克郎(東京大学)「イギリスの動向—2002-3年のケンブリッジを例に」
- 竹沢尚一郎(国立民族学博物館)「フランスの研究動向」
- 秦兆雄(神戸市外国語大学)「中国人類学の独創性と可能性」
- 「ポスト・コロニアル人類学再考」 2005年7月16日
- 司会: 合田濤(神戸大学国際文化学部教授)
- 報告1: 則竹賢(日本学術振興会特別研究員/大阪大学大学院人間科学研究科) 「ポストコロニアル研究としての多元的法体制論・再考 ——ミクロネシア連邦ヤップ州の紛争事例から」
- 報告2: 春日春樹(大阪大学人間科学研究科・教授) 「オーディット・カルチャー、生-政治、エージェンシー」
- 報告3: 河合利光(園田学園女子大学・教授) 「ポスト・コロニアル時代のタンブア(鯨歯)——日常性の人類学に向けて」
- 博士論文発表会 2005年6月18日
- 阿良田麻里子(総合研究大学院大学) 「インドネシア・スンダの食文化——言語人類学的観点から」
- 高正子(総合研究大学院大学) 「韓国の仮面劇「固城五広大」の伝承と演戯者——解放後の韓国社会における民俗芸能の変遷から」
- 金子守恵(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「文脈化される土器づくりの過程——エチオピア西南部オモ系農耕民アリの女性職人による地縁技術の習得・実践・創造」
- 西崎伸子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「エチオピアの野生動物保護におけるコミュニティ・コンサベーションの形成」
- 松村圭一郎(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「土地所有と富の分配をめぐる人類学的研究——エチオピア西南部・コーヒー栽培農村の事例から」
- 2004年度近畿地区修士論文発表会 2005年3月13日
- 水井久貴(京都文教大学大学院文化人類学研究科) 「曖昧化した「観光」 —沖縄・ゲストハウスを事例として—」
- 沓野豪(京都学園大学大学院人間文化研究科) 「口頭伝承にみる民俗集団の環境知覚 —滋賀県伊香郡余呉湖の羽衣伝説を事例に—」
- 小西賢吾(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「祭りの維持にみる理念と揺らぎ —秋田県角館町の事例から—」
- 葛西映吏子(関西学院大学大学院社会学研究科) 「〈他者/他者性〉との対峙 —ポスト公共事業社会における合意形成のありかたをめぐって—」
- 山田有佳(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「日常性の再構築 —ポスト社会主義・ポスト紛争社会における女性のNGO活動—」
- 上岡学正(摂南大学大学院国際言語文化研究科) 「テキスタイルを読む —日本人のバティック認識とその受容形態—」
- 山口隆子(神戸大学大学院総合人間科学研究科) 「ホームステイにみられる観光文化 —金沢での1956−1958年を事例として—」
- 岡田文子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「ミナンカバウの社会変容と配偶者選択 —西スマトラ州東部シランタイ村の事例—」
- 佐々木一惠(神戸大学総合人間科学研究科) 「メコンデルタツアーの創り方 —ベトナムの観光人類学—」
- 安成浩(神戸大学総合人間科学研究科) 「1945−1948年における中国東北部の朝鮮人社会 —帰国と定着のはざま—」
- 村橋勲(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「社会に刻まれた鍛治の「わざ」 —エチオピア西南部の職能集団ギイツィの事例から—」
- 飯田雅史(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「ジンバブウェの社会変化と女性住民組織」
- 川西陽一(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「土産品としてのアフリカ黒檀製彫刻の製作と流通 —ダルエスサラーム・ムウェンゲ手工芸村の事例より—」
- 高原浩子(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「現代モンゴルの都市部における物資の流通 —輸入物資を中心として—」
- 梶丸岳(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「プイ山歌のコミュニケーション論 —歌・詩・対話のはざまで—」
- 松浦美樹(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「ラオス北部における生業活動の変容と人々の生活戦略 —ウドムサイ県ナモー郡の低地水田村を事例として—」
- 小笠原梨江(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「カンボジア稲作村における協同関係 —トムノップ灌漑をめぐる事例研究—」
- 黒木紗緒里(神戸大学総合人間科学研究科) 「ブラジル、バイーアの人種イデオロギー —カーニヴァルの街における黒人ムーブメントの文化人類学的考察—」
- 比嘉夏子(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「豚の価値が体現されゆく過程 —トンガ王国ファトゥム村の事例にみる家畜豚の儀礼的利用とその評価—」
- 豊平豪(大阪大学大学院人間科学研究科) 「フィジーにおける『政治』の受容と変容に関する一考察 —ラトゥ・マラに焦点をあてて—」
- 2004年度第3回 「文化と暴力」 2005年1月29日
コーディネーター: 合田濤(神戸大学国際文化学部教授)
- 岡田浩樹(神戸大学国際文化学部助教授) 「文化の周縁性と歴史の断絶——韓国済州島の家族・親族研究と隠蔽された暴力の記憶」
- コメンテーター: 森明子(国立民族学博物館助教授)
- 細谷広美(神戸大学国際文化学部助教授) 「虐殺とコメモレイションをめぐる人類学からの考察——ペルーの暴力の時代と先住民族」
- コメンテーター: 中川敏(大阪大学人間科学研究科教授)
- 2004年度第2回 2004年11月20日
- ジェームス・ロバーソン(James Roberson,東京女学館大学教授)
「通念としてのサラリーマン像の異化——(仕事)人類学からみた日本の階級、ジェンダー、表象」(日本語講演)
司会:中牧弘允(国立民族学博物館教授)
コメンテーター:住原則也(天理大学教授)・廣山謙介(甲南大学教授).
- 2004年度第1回 2004年7月17日
- 前川啓治(筑波大学大学院人文社会科学研究科国際政治経済学専攻教授)
「人類学と国際文化論ないし政治経済学」
コメンテータ: 木前利秋(大阪大学人間科学研究科教授)・平井京之介(国立民族学博物館助教授)
- 2003年度第5回 2004年3月13日 —修士論文発表会—
- 佐藤靖明(京都大学) 「バナナの民族植物学的研究 −ウガンダ中部ブガンダ地域における栽培・利用・分類−」
- 山本雄大(京都大学) 「嗜好品作物チャットをめぐる人々の営み −エチオピア南部シダマにおける生産・流通・消費−」
- Belle Asante(京都大学) 「Traditional Basketry and Craft Associations among Harari Women in Ethiopia」
- 田村うらら(京都大学) 「都市定期市におけるやりとりに関する経済人類学的研究 −トルコ共和国イズミルの事例より−」
- 片岡千代子(京都文教大学) 「祝祭と運動の2項対立を超えて −京都『東九条マダン』にみる『あいまい』さについての考察−」
- 友草有美子(大阪大学) 「海外移住するフィリピン人 −日本におけるアイデンティティーと『コミュニティー』−」
- 奥田若菜(大阪大学) 「ブラジリア連邦区にみる社会の階層化 −政府によるスラム住民強制移住と移転地での住民運動−」
- 和崎聖日(京都大学) 「タシケントの『乞食』に関する人類学的研究 −ポスト・ソビエト期における再イスラーム化と女性−」
- 光友つむぎ(京都文教大学) 「ツアーを創る『ガイド』 −『ガイド』の観光人類学的考察−┬稗
- 寺田騰(京都文教大学) 「ディスコ・クラブの都市人類学的研究 −ディスコ・クラブにみるインフォーマルな集団の結合−」
- 西廣直子(京都大学) 「インドネシアの高齢化と高齢者の現状 −ミナンカバウの事例−」
- 山崎吾郎(大阪大学) 「不可視の制度 −臓器移植の受容に関する人類学的研究−」
- 西垣有(大阪大学) 「都市の発生 −モンゴル国・ウランバートル市をめぐる語りの研究−」
- 米田量(京都文教大学) 「歩き遍路と『お大師さん』 −四国遍路空間における実存主義的合理主義の獲得−」
- 島隆一(京都大学) 「アフリカにおけるローカルラジオの社会的影響 −ブルキナファソ中部サポネ村の事例より−」
- 岡本由良(大阪大学) 「修辞学の民族誌」
- 2003年度第4回 2004年1月16日
- 「アフリカ都市研究 事はじめ」
米山 俊直(大手前大学)
日野 舜也(京都文教大学)
- 2003年度第3回 2003年10月4日
テーマ: 「民族誌をどう再構築するか —田辺繁治・松田素二編『日常的実践のエスノグラフィー』から出発して—」
- 司会: 小泉 潤二(大阪大学)
- 第1部: コメントとリプライ
- コメント: 李仁子(東北大学)・宇田川妙子(国立民族学博物館)・竹沢尚一郎(国立民族学博物館)
- リプライ: 松田素二(京都大学)・田辺繁治(国立民族学博物館)
- 第2部:全体討論
- 2003年度第2回 2003年7月12日
[博士論文発表会]
- 後藤正憲(大阪大学大学院人間科学研究科) 「社会主義と結核——ソビエト・ロシアの身体的構築」
- 飯田淳子(川崎医療福祉大学医療福祉学部) 「タイ式医療の構築とタイ・マッサージ —社会的文脈による権威的知識の多様性—」
- 森本一彦(京都文教高等学校) 「近世における寺檀関係の展開 —半檀家をめぐる争論を中心として—」
- 高村竜平(龍谷大学非常勤講師) 「植民地朝鮮および大韓民国における墓地問題の展開過程」
- 縄田浩志(関西学院大学非常勤講師) 「乾燥熱帯の沿岸域における人間・ヒトコブラクダ関係の人類学的研究:スーダン東部、紅海沿岸ベジャ族における事例分析から」
- 秋山裕之(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「グイ・ブッシュマンの子どもの対人関係と近代化による影響に関する人類学的研究 —ボツワナ共和国カデ地区及びニューカデ地区の事例—」
- 高田明(日本学術振興会特別研究員/京都大学大学院人間・環境学研究科) 「南部アフリカのサンにおける社会的相互行為の発達に関する研究」
- 2003年度第1回 2003年6月7日
シンポジウム「テレビ映像時代の人類学」
- 川村清志(神戸学院大学) 「メディアのなかの<民俗> ——他者表象から自己表象へ」
- 飯田卓(国立民族学博物館) 「テレビと競合する人類学 ——調査地のテレビ取材を振り返る」
- 鈴木岳海(大手前大学) 「コミュニケーションとしての映像制作 ——制作現場での試行錯誤」
- 【コメント】大森康宏(国立民族学博物館)・山中速人(関西学院大学)・松田凡(京都文教大学)
- 2002年度第3回 2003年3月28日
シンポジウム「高等教育における人類学 —大学・大学院改革の動きの中で—」
- 渡辺公三(立命館大学文学部) 「立命館大学・先端総合学術研究科の場合」
- 吉岡 政徳(神戸大学国際文化学部) 「神戸大学・国際文化学部の場合」
- コメント: 波平恵美子(お茶の水女子大学文教育学部)・橋本和也(京都文教大学人間学部)
- 2002年度第2回 2003年3月15日(土) —修士論文発表会—
- 小川さやか(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻) 「タンザニア地方拠点都市ムワンザにおける古着流通に関する研究」
- 佐川徹(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻) 「西南部エチオピアのダサネッチにおけるコーヒー利用とその歴史的背景に関する研究」
- 小林智(京都文教大学大学院文化人類学研究科) 「近代スポーツの受容と発展 —静岡県清水市の事例を中心に—」
- 圓入智仁(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科東南アジア地域研究専攻) 「タイにおけるボーイスカウト運動の成立と展開 —ラーマ6世王期(1910-1925年)—」
- 岡部真由美(神戸大学大学院総合人間科学研究科地域文化学専攻アジア太平洋文化論講座) 「現代タイ社会における福祉の現状と仏教の役割 —フアリン寺のHIV/AIDSケア活動の事例を通して—」
- 加藤優子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科東南アジア地域研究専攻) 「カジャン・ホスピタル産科の50年 —マレーシアにおける出産の病院化の過程—」
- 加納育代(神戸大学大学院総合人間研究科・地域文化学専攻アジア太平洋文化論講座) 「NGO国際医療協力を再考する —AMDAミャンマープロジェクトを事例として—」
- 兵頭晶子(大阪大学大学院文学研究科文化形態論専攻日本学専修) 「精神病の日本近代 ─「監護」の成立と「憑物」問題─」
- 村尾るみこ(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻) 「ザンビア西部、カラハリ・ウッドランドにおける焼畑農耕体系に関する研究 —キャッサバ栽培の管理を中心に—」
- 熊谷瑞恵(京都大学大学院人間・環境学研究科文化・地域環境学専攻認識人類学講座) 「家庭からみるムギ食文化圏の主食概念 —中国新疆ウルムチにおけるウイグル族の事例から—」
- 須田征志(京都文教大学大学院文化人類学研究科) 「タンザニア・ルショト地域の伝統医療にみられる「薬観」」
- 石川顕会(大阪大学大学院人間科学研究科基礎人間科学講座) 「変わりゆく少女マンガ」
- 流川冬子(大阪大学大学院人間科学研究科) 「ハワイ人における自己表象の歴史人類学的考察」
- 宮西香穂里(京都大学大学院人間・環境学研究科) 「ダブル・アウトサイダーを生きる —横須賀米海軍男性と結婚した日本人妻たちの生活誌とネットワーク形成—」
- 片田孫朝日(京都大学大学院文学研究科社会学専攻) 「子供のジェンダーと相互行為の社会学的研究」
- 竹村嘉晃(大阪大学大学院人間科学研究科) 「「神になる」パフォーマーたち —南インド・ケーララ州のテイヤム儀礼における実践とその評価—」
- 中井潤子(神戸大学大学院総合人間科学研究科) 「ビルマのヒンドゥー寺院に見られる宗教活動の政治性 —南アジア系移民・ホスト社会との対立と共生—」
- 松井生子(甲南大学大学院人文科学研究科応用社会学専攻) 「村からみた国民統合・学校・少数民族 —ベトナム北部山地・ラオカイ省バンフォー社の事例—」
- 小河久志(神戸大学大学院総合人間科学研究科) 「南タイ・ムスリム漁村における「イスラーム復興」と開発 —ムスリム村民の格差をめぐる対応を通して—」
- 森野亜希子(大阪大学大学院人間科学研究科) 「難民キャンプにおける生活実践と戦略 —カクマ難民キャンプの事例より—」
- 2002年度第1回 2002年11月30日
- 杉島敬志(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「現在を理解するための歴史研究—東インドネシア、中部フローレスにおける領土拡張の語り」
- 2001年度第3回 2002年3月15日
テーマ: 合評会『異文化の学びかた・描きかた』(住原則也・箭内匡・芹澤知広、2001年、世界思想社) —〈学びかた〉と〈描きかた〉の隙間に潜む諸問題—
- 【セッション1】『異文化の学びかた・描きかた』をめぐって
- 書評とトピック提起: 橋本和也(京都文教大)、川村清志(京都大学)、梅屋潔(一橋大学大学院)
- 執筆者からの応答と議論: 住原則也(天理大学)、箭内匡(天理大学)、芹澤知広(奈良大学)
- 【セッション2】—パネルディスカッション:フィールドワークを卓上で教える実験的試み—
- 「京都文教大・調査実習での試み(仮)」: 金基淑(京都文教大)
- 「京都論の試み(仮)」: 鵜飼正樹(京都文教大)
- 「日常のモノから探る、文化人類学的分析指南」: 五十嵐真子(神戸学院大)
- 「イワシ教の試みと卓上で教えるフィールドワーク(仮)」: 岡田浩樹(甲子園大)
- 【総合討論】
総括コメンテーター:田中真砂子、上田冨士子、白石さや(京都文教大学)、田村克己(民博・総合大学院大学)など
- 2001年度第2回 2002年3月9日
【修士論文・博士論文発表会】
- 早川真悠(大阪大学)「ジンバブエのチムレンガ・ミュージック—政治的音楽をめぐる先行研究の整理」
- 畑百合子(京都大学)「歌をもつ人々—サーミの伝統的声楽表現『ヨイク』をめぐる社会関係」
- 小池郁子(京都大学)「アフリカ、ヨルバの神々を求めて—アフリカ系アメリカ人の宗教・文化実践」
- 佐々木祐(神戸市外国語大学)「19世紀末ニカラグアにおける先住民社会の再編過程—1881年、先住民反乱を手がかりに」
- 松村 圭一郎(京都大学)「土地をめぐる中央と地方の相克—エチオピア西南部・コーヒー栽培農村における土地所有の歴史から」
- 横田 祥子(神戸大学)「クヴァラン族の文化復権運動に関する人類学的研究—『民族』の名をめぐる実践」
- 家治英夫(神戸大学)「トンガ王国における社会変動と民主化運動」
- 増田和也(京都大学)「水辺をめぐる複合的自然利用—スマトラ東海岸・プタランガン社会の事例から」
- 高橋そよ(京都大学)「サンゴ礁海域における漁撈活動と自然認識—沖縄県伊良部島佐良浜漁民の漁撈活動を事例として」
- 斎藤暖生(京都大学)「東日本と西日本における山菜・キノコ採りの行動様式の相違に関する考察—岩手県沢内村と兵庫県旧篠山町を事例に」
- 黄蘊(大阪大学)「マレーシア華人社会の民俗宗教—徳教と黄老仙師慈教の事例を中心に」
- 李ぶんぶん(京都大学)「教会と国家の間に生きる女性たち—現代中国農村社会におけるカトリック修道女の一事例から」
- 左古将規(京都大学)「都市の教会をめぐる〈共同体〉の生成—韓国におけるキリスト教徒の宗教実践と社会生活をとおして」
- 丸山淳子(京都大学)「ボツワナの計画移住村におけるサンの生業と社会関係」
- 長谷川竜生(京都大学)「農牧複合型生業の持続性とその現代的展開—タンザニア・ゴゴの事例」
- 近藤史(京都大学)「タンザニア南部高地における谷地耕作の農業生態学的研究」
- 森田良成(大阪大学)「ホームレスの物語」
- 荒川裕紀(甲南大学)「四国88カ所遍路の旅」(仮題)
- 木曽恵子(神戸大学)「タイ社会における移動の経験—東北地方からの出稼ぎ労働者とジェンダーをめぐる諸問題」
- 満村陽子(京都文教大学)「異文化間結婚(Intercultural Marriage)—インドネシア・バリ島・ボーダー〈はざま〉に位置する人々」
- 藤本透子(京都大学)「子育てと成長儀礼をめぐる女性たちの選択—カザフスタン共和国アルマトゥ市の事例から」
- 西田亜紀(京都文教大学)「葬儀の現代—京都府船井郡園部町K地区の葬送儀礼」
- 望月幸治(京都大学)「都市スラングの人類学的研究—アジスアベバのyarada qwanqwa [アラダことば]の事例から」
- 小橋川まさ美(京都文教大学)「大阪ウチナーンチュ・エスノグラフィー—アイデンティティの獲得と文化実践」
- 野元美佐(総合研究大学院大学)「カメルーンにおける『商売の民』バミレケの都市人類学的研究」
- 中田友子(総合研究大学院大学)「南ラオス村落社会における政治過程の研究—ンゲの村における『連帯』と闘争」
- 2001年度第1回 2001年6月30日
- 林史樹(日本学術振興会特別研究員(民博・外来研究員)) 「韓国の定期市にみられる移動商人の巡回移動とその変化—忠清南道公州市を中心として活動する薬草商人を例に」
- 飯田卓(国立民族学博物館民族文化研究部助手) 「マダガスカル沿岸漁民ヴェズにおける市場経済の受容—その生業と家計経済に関する人類学的研究」
- 田口理恵(東京大学東洋文化研究所非常勤講師(民博・外来研究員)) 「布作りと『社会』形成—インドネシア・スンバ島の在来製布技術と経済発展に関する文化人類学的研究」
- 清水郁郎(国立民族学博物館COE研究員) 「北タイ・アカの家屋に関する研究—家屋の形式とその変化への視点から—」
- 政岡伸洋(佛教大学非常勤講師) 「民俗の歴史性と領域に関する研究」
- 青木武信(千葉大学) 「現代インドネシアにおけるジャワ大衆演劇クトプラの研究」
- 都留泰作(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科) 「バカ・ピグミーの儀礼パフォーマンスに関する行動人類学的研究」
- 2000年度第3回 2001年3月10日
【修士論文発表会】
- 加瀬澤雅人(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「インドにおける医療と身体—アーユルヴェーダをめぐる考察」
- 倉田誠(神戸大学大学院総合人間科学研究科) 「憑霊分析の再考ーサモア社会、マッイ・アイトゥにおける異常の語り方」
- 佐藤木綿子(京都大学大学院・人間環境学研究科) 「伝統文化とジェンダー規範の表象と実践—沖縄県久高島の祭祀とオナリ神信仰をめぐって—」
- 白石壮一郎(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「ウガンダ東部 Sebeil におけるウシの利用と管理」
- 河野元子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「イカン・ビリスの利用システムと地域社会の動態─マレー半島トレンガヌにみる植民地期と現代の比較」
- 長沼さやか(京都大学大学院人間環境学研究科) 「東アジアの家船居住—家船居住および陸地定住化過程の多様性・普遍性と水辺の都市発展について」
- 細田尚美( 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 「サマールからマニラへ—フィリピン中部サマール島農村部における向都移動の展開」
- 石附馨(大阪大学大学院人間科学研究科) 「ヤマトゥンチュユミのエスノグラフィー —沖縄県豊見城村在住本土出身者嫁をめぐる沖縄意識の考察—」
- 川越道子(大阪大学大学院文学研究科) 「『長田』の経験—神戸市長田のケミカルシューズ産業の現場から」
- 加藤敦典(大阪大学大学院人間科学研究科) 「植民地統治下ベトナムのゲティン・ソヴィエト運動」
- 総合討論
個別発表ならびに発表全般などについて
- 2000年度第2回 2001年1月27日
テーマ: 人類学の中の人格論
- 中川敏(大阪大学大学院人間科学研究科)
- 佐藤知久(京都大学大学院人間・環境学研究科)
- 中川理(大阪大学大学院人間科学研究科)
- 2000年度第1回 2000年7月15日
テーマ: 海・牧・森のコモンズ:人類学と環境社会学の視点から
- 秋道智彌(国立民族学博物館) 「問題提起:沖縄のマングローブ保護をめぐって」
- 家中茂(関西学院大学大学院) 「石垣島・白保のイノー:生成するコモンズ」
- 松村圭一郎(京都大学大学院) 「共同放牧をめぐる資源利用と土地所有:沖縄県・黒島の組合牧場の事例から」
- 三俣学(京都大学大学院) 「地域を支えるコモンズの森ー滋賀県甲賀町大畑地区共有山利用を事例として」
- 第x回 2000年2月5日
- 住村欣範(大阪大学大学院) 「ドイモイ期ベトナムにおける親族の文化の復興と歴史」
- 川村清志(京都大学大学院) 「『日本民謡』の文化的位相と歴史的位相」
- 福井栄二郎(神戸大学大学院) 「オセアニア人類学と歴史記述」
- コメンテーター: 春日 直樹(大阪大学)
- コーディネーター: 合田 涛(神戸大学)
- 第12回 1997年12月13日
シンポジウム〈映像人類学の新展開〉
- アンドリュー・ペインター(武庫川女子大学) 「Experimental Visual Anthropology」
- 森田三郎(甲南大学) 「映像人類学事始め—制作者の眼・分析者の眼」
- コメンテータ: 奥野卓司(関西学院大学)
- 司会: 須藤健一(神戸大学)
- 第11回 1997年10月25日
シンポジウム〈変貌するシャーマニズムの世界〉
- 福浦厚子(滋賀大) 「相対化する自己—シンガポール道教系寺廟のシャーマニズム」
- 安田ひろみ(京都文教大) 「観光地化とシャーマニズムの再編成—韓国C島の事例から」
- 都留泰作(京都大) 「精霊と個人との関係づけの変容—カメルーン・バカの精霊儀礼」
- コメンテータ: 川村邦光(大阪大)・小松和彦(日文研)
- 司会: 田中雅一(京都大)
- 第10回 1997年5月24日
- スタンレー・J・タンバイア(ハーヴァード大学) 「The Charism of Saints and the Cult of Relics and Amulets in some Buddists
and Christians」
- 第8回 1996年12月7日
- 合田濤(神戸大学) 「人類学的政治研究とエスニシティ−フィリピン・イフガオ社会の事例から−」
- 田中雅一(京都大学) 「ヒンドゥー寺院と国家の200年−文化人類学と歴史−」
- 森栗茂一(大阪外国語大学) 「NPOまちづくりネットワークと都市人類(民俗)学−」
- 第7回 1996年10月26日
シンポジウム<近代のなかの労働と性>
- 牟田和恵(甲南女子大学) 「近代日本の性・家族・女性とRespectabilityの規範」
- 末原達郎(龍谷大学) 「酒と肉と労働 —アフリカ農耕民における労働の意味—」
- 平井京之介(国立民族学博物館) 「農村から工場へ —北タイの女性工場労働者の相互行為—」
- コメンテーター: 中谷文美(岡山大学)
- 司会: 田中雅一(京都大学)、松田素二(京都大学)
- 第5回 1995年12月9日
シンポジウム〈開発と人類学〉
- 田和正和(関西学院大学) 「海峡の漁業景観—水産資源の開発と管理」
- 浜口尚(園田女子大学) 「観光開発と捕鯨文化」
- 福井勝義(京都大学) 「土着意識を生かした開発援助を」
- コメンテーター: 合田涛(神戸大学)
- 司会: 須藤健一(神戸大学)
- 第4回 1995年6月28日
- Roy Ellen(ケント大学) 「The cognitive geometry of nature 自然の認識学」