日本民族学会会員各位

学会改称に関する全会員投票の結果および今後の手続き

2002年10月30日
日本民族学会会長
大塚和夫

 秋冷の候、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

 さて、先般の学会改称に関する全会員投票に際しましては、会員諸氏から積極的なご投票をいただくとともに、多数のご意見をお寄せいただいたことにお礼申し上げます。

 7月9日付配付の「学会改称に関する投票のご案内」にあるところにしたがい、9月25日を投票締め切りとし、同月28日に、2名の会員(西井涼子会員、森山工会員)立ち会いの下、開票をいたしました。その結果、別添「『学会改称に関する投票』開票結果」にありますとおり、有効投票数648中、573票、すなわち88.4%の承認票が投ぜられました。「『日本民族学会』改称問題の扱い」(2002年6月2日総会決定、下記の囲み内参照)の手続きa)が終了し、「学会がその名称の変更に向け準備すること」が承認されたことになります。


a)全学会員による投票により、有効投票数の3分の2以上の賛成をもって「学会がその名称の変更に向け準備すること」の承認を得る。(承認済み)

b)上記a)の提案が承認された場合、理事会は改称の準備にとりかかる。

・会員の意見を広く聴取する必要があると判断される案件(和文学会名称、英文学会名称、学会誌名称、会則など)については、理事会はそれを会員に連絡し、ホームページやメーリングリストなどで公開討論の場を設置する。

・一定期間の討論を経た後に変更を要する各項目について、必要があると判断した場合、会員全員にアンケートを実施し、会員の意向を探る。その際には、複数の選択肢を提案し、原則として多数意見を尊重する。

c)理事会は、会員の意向を踏まえて、全体に不整合のない理事会案を2002年度内に作成する。

d)2003年度総会に先立つ評議員会において理事会案を諮り、評議員会出席者の過半数の賛成による承認をもって評議員会案を策定する。

e)評議員会の承認が得られた場合、2003年度の総会において、改称問題に関する評議員会案を正式に提案し、そこで議決する。総会出席者の過半数の賛成をもって諾否を決する。

f)総会で改称案が承認された場合、2004年4月1日をもって学会名称その他を変更する。

この結果を受け理事会としては、さらにb)以下の手続きを踏んでいくこととなります。

 その手続きを円滑に進めるため、上記項目b)を中心とした、学会新名称等についてのご意見を募集いたしたく存じます。これに関し、ご案内などを本状に添えましたので、ご一読の上、忌憚のないご意見をお寄せいただくとともに、発展的な議論がなされますよう、なおいっそうのご協力のほどをよろしくお願い申し上げます。

以上