更新:2008年12月15日

研究大会の「長期的課題」に関して
会員の皆様のご意見をお寄せください

研究大会運営検討委員会
委員長 大塚和夫

I. 日本文化人類学会会員の皆様へ:

 2008年度に京都大学で開催された総会において、「研究大会運営検討委員会」からの通知としてお話しをし、その後に学会ウェブサイト上でもお知らせしていますように、近年の日本文化人類学会の研究大会では、分科会を含む発表希望会員数が増加する一方で、研究大会開催担当機関(大学など)が用意できる会場の収容力に限界がみられるようになっております。今後も本学会の研究大会を滞りなく開催するためには、研究大会運営上の「長期的課題」として、研究発表者数の制限を含む何らかの方策を検討しなければなりません。

 そこで本委員会では、2009年度の総会に向け、研究大会運営上の「長期的課題」を解決するために何らかの方策を提案する予定でおりますが、その前に広く会員の皆様のご意見を伺う場を設け、それを参考にして提案を策定していくこととしました。

 以下のIIの部分に問題解決のためのいくつかの選択肢を列挙いたします。これは委員会で検討した選択肢です。これら以外にも妙案があるかもしれず、それぞれ「その他」という項目を設けました。さらに、これらの選択肢のいくつかの組み合わせという案もあるかもしれません。

 そして、IIIの部分には、それぞれの選択肢の検討課題や問題点などを記しました。これも委員会内での議論において出されたものであり、それ以外の検討課題や問題点もあることと思います。

 これらIIおよびIIIについて、IVの要領にしたがってご意見をお寄せください。どの選択肢がもっとも適切かという投票ではございませんので、自由記述にて意見を表明いただければと存じます。また、他の会員の意見を参考にできるよう、寄せられたご意見については原則として順次学会ウェブサイト上に公開していくことをご了解ください。

 研究大会運営上の「長期的課題」についての上記提案の策定は、今後の日本文化人類学会の行方を左右する重要事項と考えられます。したがいまして、できる限り多くの会員の皆様からご意見をいただき、それらを勘案した上で、日本における文化人類学の学問的レベルの向上を前提に、研究大会運営の面でももっとも妥当かつ現実的な案を策定し、2009年度の総会に提出したいと思っております。会員のみなさまの率直なお考えをお寄せいただければ幸いです。

II. 選択肢:

    a)発表者数を制限する方策

      a-1)査読制を導入する

      a-2)次回(2009年度)の民博大会と同様に、申し込み順(「先着順」)とする

      a-3)2年連続の発表は認めない

      a-4)その他

    b)発表者数制限以外の方策

      b-1)研究大会を年に2回とする

      b-2)研究大会会場としてホテルなど大規模施設を利用する

      b-3)発表時間を短縮する

      b-4)通常の研究発表形態以外に、ポスター・セッションなど、さまざまな発表形態を認める

      b-5)その他

III. それぞれの案の検討課題と問題点:

a-1) 誰が査読をするか(特別な選考委員会を設置、既存の委員会を活用、など)。「客観的」査読基準の明確化の必要性。

a-2) 次回(2009年度)の民博大会での経験を参考にして詳細を定める必要あり。

a-3) 2年に1度の研究発表となれば、最新の研究成果を学会で発表する機会が制限されることになる。

b-1) 研究大会開催担当機関を選定し、依頼する作業の負担が重くなる。大学などにおいても、担当機関となる機会が倍増する。また、年2回にしても、個人発表は年に1回に制限する必要があるだろう(分科会での発表はどうするか検討の余地あり)。また、学会からの補助金(120万円)が年2回分必要になる。

b-2) 研究大会開催のための経費(特に施設利用料)が大幅に増えることが予想され、それに対応するためには参加費(将来的には会費も?)の大幅値上げが必要となろう。会場設営など、開催担当機関の負担も大きくなるだろう。また、ホテル等の予約は、かなり前から行わなければならず、研究大会予算(参加費・懇親会費)もそれに合わせてかなり早めに決めなければならない。

b-3) 発表時間の短縮(例えば、一人の発表時間は、質疑応答も含めて10分+α)は、発表の質の劣化、質疑応答時間の不足に至る可能性が高い。

b-4) ポスター・セッション(これも会場を必要とする)などの工夫によって、はたしてどのくらいの発表者数の増加を見込めるか、きちんとシミュレーションをする必要がある。それほど顕著な効果はないという説もある。また、ポスター・セッションは一段劣った発表形態とみなされ、できれば通常の発表形態が望ましいという希望が強い可能性もある。さらに、数式や統計資料など図表の活用によって論点が一目瞭然に分かる理系や一部の文系学問分野とは異なり、文化人類学の発表にポスター発表はなじまないという意見もある。

IV. 意見表明の方法:

 ご意見をお寄せいただくには、電子メール、ファクス、郵送による三つの方法があります。いずれの方法による場合も2008年12月10日(水)までに発信されたもの(郵送による場合は消印有効とします)までを受け付け、研究大会運営検討委員会による議論の参考とさせていただきます。

 電子メールによる場合はp!専用のメールアドレスであるpcp_meeting@jasca.orgにお送りください。電子メールをお使いでない方は、事務局宛のファクス、郵送によりご意見を寄せられますが、ウェブサイト上での意見公開の便宜などから、できるかぎり電子メールをご使用くださいますようお願い申し上げます。送付先の一覧については、このお知らせの末尾をご覧ください。

 寄せられたご意見は、原則として学会ウェブサイト上に実名で公開されます。ウェブサイト上での非公開もしくは匿名による公開の要請については、お寄せいただくご意見の冒頭で必ずご指定ください。非公開とされた意見については、研究大会運営検討委員および理事のみが閲覧することができるものとします。なお、非会員からの意見、まったくの匿名で送られた意見については取り扱いの対象といたしません。

 可能な限り、ウェブサイト上で会員意見の閲覧をお願いいたしたく存じますが、ハードコピーでの閲覧をご希望の場合には、学会事務局までお問い合わせください。

    • メール送信先: pcp_meeting@jasca.org(アットマークを半角に直してください)
    • ファクス送信先(学会事務局): 03-5232-0922
    • 郵送先(学会事務局): 〒108-0073 東京都港区三田2-1-1-813